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柔軟な仕組みが多くの利用者に評価されている 認定こども園  (2008年06月20日)

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幼稚園と保育所が一緒になった「認定こども園」、平成18年から制度がスタートして以来、認定件数は着実に増えているようです。文部科学省・厚生労働省の幼保連携推進室で、利用している保護者、施設などに対してアンケートを行ったところ、多くの保護者・施設が認定こども園についてよい評価をしているようです。

保護者アンケートでは、8割近くの保護者が認定こども園を評価しています。その具体的な理由としては「保育時間が柔軟に選べる」「就労の有無にかかわらない施設利用」「教育活動の充実」などが挙げられています。また回答のあった保護者の9割近くが、今後も認定こども園制度を推進していくべきと答えています。

認定こども園の認定をうけた施設の9割以上が、認定を受けたことをよかったと答えており、その理由として「子育て支援活動の充実」「就労の有無にかかわらない受け入れ」「教育活動の充実」などを挙げています。

施設の型別に見ると、幼稚園が保育所的な機能も果たす「幼稚園型」では「子育て支援活動の充実」、保育所が幼稚園的な機能も果たす「保育所型」の施設で「就労の有無にかかわらない受け入れ」が多くなっており、認定こども園になることでそれぞれの施設の役割を補うような形になっていると言えそうです。

一方、認定を受ける際の問題点として「申請書類が膨大」「手続きが煩雑」といったこと、今後の課題としては「文科省と厚労省の連携強化」などが挙げられています。特に幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、認定こども園として必要な機能を果たす「地方裁量型」の施設から、これらを問題とする解答が多くなっています。

幼稚園と保育所の垣根が取り払われることは、子ども達にとってはより多くの友だちと出会えるチャンスと言えるでしょう。また地域の親子に施設を開放するなど、地域への子育て支援の場でもあり、より幅広い年齢の子たちと触れ合えることは、そこに集う子ども達にとって素晴らしい糧になるはずです。

今回のアンケートの結果から、認定こども園は現代の子育てに適している施設と言えるのではないでしょうか。現在認定こども園が少ない地域でも、こども園を待っている親子がいるかもしれません。今後も積極的な取り組みを進めてもらいたいですね。

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投稿者 kksblog : 2008年06月20日 12:19


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