●高等学校教育の改革に関する推進状況~文部科学省 (2008年06月19日)
高等学校では、私立・公立それぞれ特長を持っているところが増えています。
総合学科(普通教育と専門教育の両方を総合的に学ぶ)の設置、単位制高等学校の設置、それぞれに増えてきています。
大学との連携をしている高等学校では、大学の科目を履修したり、聴講生や公開講座などでの大学での講義の受講を行ったりすることができます。また、反対に、大学教員が高等学校で大学の紹介や講義を行うこともしています。
また、高等学校の生徒が自校以外で学び、単位を認定されるということを行っている学校もあります。たとえば、ボランティア活動での単位認定、技能審査の成果による単位認定、海外留学による単位認定などを実施している学校です。
特色のある学科・コースを設置している学校もたくさんあります。現在、設置されている内容でユニークなものがいろいろあります。
たとえば、「馬学」ということで、軽種馬の飼養・繁殖・育成・調教の知識、技術を習得する学習が行われたり、「馬利用学」ということで厩舎管理、乗馬及び馬の利用方法等について、基本的な知識と技能を習得する学習が行われたりしている学校では、軽種馬42頭を生産した実績があり、その中にはレースで活躍している軽種馬もいるそうです。
ほかにも、「農業科学科」で、LEDによるイチゴ養液土耕促成栽培や太陽光、風力発電のエネルギーによる水耕栽培、雪冷熱を利用した鶏舎冷房システム開発などを行ったり、「全・家庭・食物調理科」で、調理師の資格の取得や料理コンテストへの応募、研究機関の専門機関との連携で地元産品を使用した加工実習や廃棄物の再利用等を行う、調理師・製菓師を特別非常勤講師による指導など、行っている学校もあります。
高等学校というと、社会人に向け、そろそろ目標を意識する時期でしょう。自分に合った道が探せるようにしてあげる、というのも、学校のつとめでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2008年06月19日 22:59