●子どもの体力どのくらい?文科省の「全国体力調査」 (2008年06月16日)
文部科学省が、全国の小学5年生、中学2年生を対象に、初の体力調査を実施しています。
正式名称「平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」は、子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力低下の改善を図ること、子どもの生活習慣や運動習慣を把握し、学校における体育・健康に関する指導に役立てることなどを目的とし、国・公・私立学校の対象学年の全児童生徒に実施しています。
調査種目は、小学校調査は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅とび、ソフトボール投げの8種目、中学校調査は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅とび、ハンドボール投げの8種目(持久走と20メートルシャトルランはどちらかを選択)となっています。また、質問紙により、生活習慣、食習慣、運動習慣に関すること、学校における体育的行事の実施状況、体育専科教員及び外部指導者の導入状況、屋外運動場の状況、運動部活動の状況などを調査します。
調査実施期間は4月から7月末までで、結果の公表は12月頃を予定しています。調査結果は国全体、都道府県別、地域の規模別などに分析され、都道府県教育委員会、市町村教育委員会、学校への提供および児童・生徒本人にも提供されることになっています。
全国学力調査の体力版。参加校は、公立は7割程度、私立は3割程度で、学力調査に比べて参加率は低く、都道府県によっても差がみられます。実施の意義を問われたり、学力調査のようにさまざまな議論が出てくるかもしれませんが、今の子どもの体力はどのくらいか、初の実施にまずは注目してみましょう。
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投稿者 kksblog : 2008年06月16日 03:44