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人権問題の教育方法 第三次取りまとめ (2008年06月11日)

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文部科学省は、平成16年から取り組んでいる「人権教育の指導方法のあり方について」このほど第三次とりまとめを発表しました。

平成16年には第一次とりまとめとして「人権教育とは何か」について、平成18年には指導方法等の工夫・改善のための理論指針を提供してきました。

そしてこの6月、第三次とりまとめで、理解を深めるための具体的な実践事例を掲載しています。

指導法のあり方として、児童生徒がそれぞれの年齢に応じて、自分の大切さと他人の大切さを認められるようにすることが目標です。人権が尊重される教育の場を目指し、教育者も研修を重ね、児童生徒にむけ学校全体で組織的に取り組んだり、家庭や地域と連携して指導するなどを提案しています。

また43の実践事例をあげ、指導の方向性を具体的に示唆しています。

地域の高齢者宅への訪問をして、お年寄りとの会話を通して生き方を学んだり、困っていること等に気付くことによって相互理解を深めることができるとしています。

実施に当たっては「総合的な学習の時間を利用するとよい」、「準備するのは家事手伝いに使用するもの」、「進め方の手順としてコース分けや事前学習、事後学習をする」、「留意点は自らの存在意識を認識できるように工夫する」などとても細かに示されています。

年間指導計画の作成例というような全体計画から、世界人権宣言をテーマに考える取り組みや、幼稚園を中心とした校種間の連携の取り組みといった指導内容と指導方法など、教育委員会が教員向けに行う指導などがマニュアル化されています。

人権問題というとつい難しく考えてしまいますが、誰もが違う人間で、違う価値観を持って生きているということが判ったら、それが人権尊重するということになるのではないでしょうか。


■関連記事
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人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]



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投稿者 kksblog : 2008年06月11日 02:34


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