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「フィルタリング普及啓発キャンペーン」~有害サイトから子どもを守ろう (2008年06月05日)

「フィルタリング」は、有害なサイトから青少年を守るための有効な手段とされています。「フィルタリング」について、一般消費者の方々に広く知ってもらおうということで、このたび、「パソコンメーカ」「フィルタリングソフトメーカ」「家電量販店」「インターネット企業」等の民間企業と経済産業省が連携し、キャンペーン活動を行うことになりました。

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by frhuynh

5月30日のイベントを皮切りに、6月30日までの間に、秋葉原にて大手家電量販店の主要店舗で10万枚のパンフレット配布やデモ展示等のキャンペーン活動が行われます。


今月に入り、与野党が2日夜、携帯電話やパソコンからインターネットに接続する18歳未満の子供を有害情報から守るための法案で合意しています。

有害サイトの閲覧を遮断する「フィルタリング」リストの作成をめぐり調整が難航していたのですが、自民党が主張していた国の関与は最小限にとどめ、民間の認定機関の活動に委ねることで決着しました。

この法案は、衆院青少年問題特別委員会の委員長提案による議員立法として、今国会での成立を目指します。

法案の内容は、携帯会社に対し、子供が有害情報に触れないようフィルタリングサービスを提供することを原則として義務化しようするものです。パソコンメーカーに対しては、フィルタリングソフトを組み込んだ上で販売するよう義務付けます。ただ、罰則規定は設けないとしています。

自民党案には、有害サイトかどうかを判断する民間の認定機関の審査に国が関与することが盛り込まれていましたが、憲法が保障する「表現の自由」に抵触するとして、野党側が難色を示していました。

最終的に、自民党は、国の関与はフィルタリング技術開発への財政的な支援など最低限にとどめることで妥協し、首相や官房長官らで構成する関係閣僚会議も、有害サイト対策に関する環境整備のみを行うことになりました。

これだけ、フィルタリングが国の中で大きく取り上げられている現状は、そのまま、インターネットの普及は、便利になった一方で、青少年へのよくない影響も大きく及ぼしたということになりそうですね。

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投稿者 kksblog : 2008年06月05日 00:23


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