●キミの居場所はひとつじゃない 青少年の自立支援事業 (2008年05月31日)
文部科学省スポーツ・青少年局青少年課は、各都道府県の教育委員会、またはその委託先によって実施された、ひきこもりや不登校など、自立支援が必要な青少年のための事業・活動の事例集を「平成18年度青少年の自立支援事業事例集」としてまとめました。
事例集は次のようなカテゴリに分けられており、それぞれがPDFファイルでダウンロードできます。
青年長期社会体験活動
悩みを抱える子どもの体験活動
子どもの主体性をはぐくむ体験活動
子どもの主体性をはぐくむ体験活動(短期山村留学)
青少年相互交流推進事業 *
青少年の自立支援を推進する広報啓発、普及活動の全国展開
活動の目的にもよってちがいますが、自然の中でのキャンプなど、日常から離れた生活、活動をする内容のものが多いようです。一例として「悩みを抱える子どもの体験活動」の中から、香川県教育委員会の「自然わくわくキャンプ」のレポートを見てみましょう。
県内の小学3年生から中学3年生までを対象に、週末や夏休み、冬休みを利用して日帰り又は2泊3日程度のキャンプを年間8回行いました。県内の施設での牧場体験、炭焼きなどの他、隣の愛媛県から約14km歩く遍路体験、乗鞍でのスキー・スノーボード体験など、多彩な内容でした。
参加者の保護者アンケートからは「学校、クラスだけが自分の居場所ではないと気付いた」「キャンプの準備は自分でするなど、積極的な態度が見られるようになった」「自分の気持ちを表現することが多くなり、表情が豊かになった」といった子どもの変化が寄せられています。深い悩みを抱えている子どもに対峙して、家族も追いつめられていたのが、キャンプによってリフレッシュできたという声もありました。
悩みの渦中にいるときには、学校や職場など辛いと感じる場所にとらわれて、自分の価値を低く感じたり、社会の全てが自分を受け入れないように感じてしまいがちです。自分の知らない自分の居場所は、案外身近にあることをこういった活動を通して知ってもらいたいですね。
■関連記事
学校裏サイトやネットいじめの対策のためのコンサルティングサービス始動開始
ポータルサイトとメルマガでひきこもり当事者の自立と家族を支援
「平成18年度青少年の自立支援事業事例集」 /a>
« 公立学校の「自己評価」実施率98%(平成18年度)―文部科学省調査より | トップページへ 「パソコン甲子園2008」でプログラミングの問題にチャレンジ! »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年05月31日 09:51