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さまざまなメディアが氾濫する現代で、子どもたち、私たちは何を知るべきか (2008年05月28日)

子ども向けのポータルサイトや携帯端末ができ、逆にマンガやアニメに大人向けのものが増えています。一つのメディアに多様な世代に向けたコンテンツが存在する昨今、そのボーダーは守られているのでしょうか?

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Photo by gau


社団法人 日本PTA全国協議会による「子どもとメディアに関する意識調査」の報告書が公開されています。テレビ・ゲーム・マンガ・携帯電話・インターネットなどのメディアと子どもとの関わりについて調査したものです。今後子どもたちにとって、メディアと賢く付き合うためのスキルはますます重要になってくることでしょう。

テレビを見る理由について、以前は「友だちと共通の話題ができるから」「家族が見ているから」が多かったのですが、最近では「内容が面白いから」という理由が増えています。特に中学生でその傾向が顕著で、テレビが学校や家庭でのコミュニケーションの題材ではなく、純粋な娯楽や興味の対象となっているようです。

ゲームについては、アクションゲーム、ロールプレイングゲームなどが人気があるようです。少数ですが「大人向けアダルトゲーム」という答がありました。2002年以降、市販のゲームソフトにはパソコン用、ゲーム機器用にかかわらず対象年齢などが表示されていますが、子ども・保護者への認知度は低いようです。

携帯・PHSでのメールについて、利用している小中学生の多くが「メールの返信がないと不安」「深夜でもメールのやり取りをしてしまう」といった不安を感じています。保護者では「有害サイトへのアクセス」「裏サイトなどによるいじめや恐喝」などの心配も加わります。にもかかわらず、使用についてルールがない家庭が依然多いようです。フィルタリングサービスの利用もまだ半数に達していませんでした。

パソコンでのインターネット利用は、携帯よりもさらにルール、フィルタリングについて認識が甘いようです。家庭でのネット利用について、知識やマナーは家族、特に親から教わるという回答が多くなっていることからも、保護者は今いちど子どものネット利用について責任があることを自覚する必要があるでしょう。

今のテレビのように、インターネットは今後子どもにとって「当たり前に存在するもの」になるでしょう。家庭ごとではなく、学校で必修としてインターネットに関わる知識・マナーを学習する時期に来ているのではないでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年05月28日 15:26


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