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若年者自立支援調査研究・ひきこもり実態調査結果~東京都・青少年治安対策本部 (2008年05月27日)

近年、さまざまな要因により、「ひきこもり」の若者の増加が、社会問題となっています。「ひきこもり」は、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態です。

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by yun

東京都では、ひきこもりの若者への効果的な支援策を講じることを目的に、その基礎資料とするため「若年者自立支援調査研究」に取り組んでおり、本年2月22日に公表した調査結果の一部に、詳細な分析等を加えた「平成19年度若年者自立支援調査研究報告書」をこのたび作成しました。

ひきこもりの原因や背景についての調査によると、ひきこもりの状態になった時期は、25~27歳が25%、13~15歳が16%ということで、ひきこもりの状態の継続期間は、3~5年が25%、7年以上が19%、1年以上の継続というのが全体の75%となっています。

ひきこもりの状態となった原因は、職場不適応が28%、就職活動不調が13%、と、就職・就労に関することが多くなっています。その他では、病気というのが25%、人間関係の不信が22%、不登校が19%となっています。

ひきこもり合計群は、性別で見ると、男性が69%、女性が31%となっており、親和群(ひきこもりに心理的に同調する群)では、男性30%、女性70%となっています。こうしたことから、男性の方が、自立がより強く求められている背景と関係しているという見方があります。

年齢別に見ると、ひきこもり合計群では、30~34歳が44%、20~24歳が19%、25~29歳が16%となっています。親和群では、20~24歳が36%、30~34歳が23%、25~29歳が23%となっており、合計群は30~34歳が最多、親和群では20~24歳が最多となっています。

ひきこもりの要因として考えられるいくつかの事柄について見てみると、不登校経験のある人が、ひきこもり合計群では34%います。また、いじめられた経験がある人が、ひきこもり合計群では44%、学校の勉強についていけなかったという人が、ひきこもり合計群で50%、学校の先生との関係がうまくいかなかったという人が、ひきこもり合計群で41%となっています。

学生時代のことが要因となることも、多いということなので、社会情勢も手伝っているところもありますが、やはり10代の時の心のケアが大切なのでしょうね。

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投稿者 kksblog : 2008年05月27日 23:19


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