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教育再生懇談会が報告書作成へ~「小中学生に携帯電話持たせない」 (2008年05月26日)

政府の教育再生懇談会は、5月末にまとめる報告書に「小中学生に携帯電話を持たせない」との提言を盛り込む方針を示しました。

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by イナガキ ヨリカズ

教育再生懇談会の担当室によると、あくまで強制力のない提言としながら、「気軽に携帯電話を渡す保護者に危険性を認識してほしい」という教育的なメッセージとして報告書に方針を盛り込む、としています。

報告書には、このほかに、小中学生が使う携帯電話について「通話機能と居場所確認機能」に限定するなど、携帯電話の機能を限定する案、また「フィルタリングを法的に義務付ける」といった方針も盛り込む予定だとしています。

教育再生懇談会の議事の中には、携帯電話フィルタリングサービス調査結果なども話題としてのぼりました。

フィルタリングについて、フィルタリングをかけられたら、「親に解除手続きをしてもらう」と答える中高生が約半数、実際の解除見込み率は3割程度で、その理由としては、フィルタリングをかけられると、SNS(人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイト)や掲示板、アバターなど、コミュニケーション系コンテンツが利用できなくなると困るから、ということでした。「かなり困る」との、回答が50%近くありました。

そして、フィルタリングをかけられることによって、携帯電話でのインターネットの利用時間、頻度は、「かなり減る」との回答が35%ほどありました。

フィルタリングに関して、親が必要性をあまり感じていなかったり、フィルタリング機能への知識が不足している、また、子供が、ゲームサイト等にアクセスできなくなることによって反発する、といったことで、なかなか徹底が難しいようです。

「持たせない」というのは、極端なようですが、これだけインターネットの発達で色々なことができることを子どもも含めて知ってしまっている以上は、有害なものを規制する一方で、「アクセスしてはいけない」部分を作ることも必要でしょうね。

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投稿者 kksblog : 2008年05月26日 11:32


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