●2008年度「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果~経済同友会 (2008年05月23日)
このアンケート調査は、経済同友会、学校と企業・経営者の交流活動推進委員会により行われたものです。
by damien van holten
経済同友会では、1999年から企業経営者が学校現場に出向いて、中学生・高校生を対象とした出張授業、教員・保護者を対象とした研修会の講師を務める、といった「学校と企業・経営者の交流活動」を行っています。そうした活動を続ける中、企業の、採用のあり方や教育に対する企業の考え方等についての学校関係者の関心は高く、企業の実態を定期的に把握した上で広く社会に発信していくことが重要と考えました。
企業がどのような人材を求め、どのような基準で採用を行っているか、また、企業が学校教育にどのような協力・貢献を行っているか、といったところで、企業の変化の実態を把握することを目的として、調査を行いました。
調査の結果の具体的な内容としては、まず、企業の新卒採用選考方法・基準、求める人材の基準として、一番重視するのは「面接の結果」であり、これは調査回数を重ねるごとに重要度が高まっています。「出身校の重要度」というものは極めて低く、「適性試験の結果」は、上位に入っています。
選考の際にビジネスの基本能力等として見るものとしては、「熱意・意欲」となっています。また、9割以上の企業が、「インターネットを通じての採用を導入」していることもわかりました。
大学新卒者の採用について、細かいところを見ていくと、出身校については不問で「全面的に採用」としている企業が2003年調査から毎回増加してきており、年齢制限については、全体の8割が「年齢制限はない」としています。
受験浪人については、「選考の際の評価に影響しない」が8割強となっています。また、大学留年については、「選考の際の評価に影響しない」が7割強となっており、1~2年以内なら許容範囲とする企業が大半となっています。
具体的に、今現在どうなのか?ということを、採用の際に見たいという企業の考え方がよくわかる結果となっていますね。
■関連記事
教員採用は、コネの世界か否か 現場と教育委員会との見解の差、明確に
】「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」
平成20年度の学生の就職・採用活動について~文部科学省より
« 「子どもキラキラタイム」実践研究~神奈川県教育委員会 | トップページへ 「義務教育制度」でなく「教育義務制度」 多様な選択肢を認めるための提案 »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年05月23日 02:10