●「子どもキラキラタイム」実践研究~神奈川県教育委員会 (2008年05月22日)
「子どもキラキラライム」は、神奈川県教育委員会が平成16年度から18年度の3か年計画で実践研究に取り組んできたものです。
by fabio grande
「子どもキラキラタイム」は、神奈川県のすべての公立小学校868校が、子どもたちの健康・体力の問題を考え、それぞれの実態に応じ、さまざまな形でこの実践研究に関わっていくというもので、これまでにない規模の大きな取り組みとなりました。
神奈川県では、現在、子どもたちに関わる問題で指摘されているのは、子どもたちの体力・運動能力が長期的に低下傾向にあること、そして、運動をする子どもと、しない子どもに二極化していること、また、小学校でも休み時間や放課後に外遊びをしない子どもが多く見られるなど、そして、食習慣をはじめとする、基本的な生活習慣について、など、さまざまな問題であるとしています。
「子どもキラキラタイム」の目標は、子どもたちの日常的な学校生活の中に、休み時間等を活用した外遊びや運動・スポーツの定着化を図ること、そして、子どもたち相互の関わり合いをうながし群れて遊びに興じる子どもを育成すること、そして、子どもたちが自ら心と体を見つめ直し、明るく活力ある生活を築くことができるようにすることでした。
この実践研究では、「拠点校方式」といって、各地区の拠点校50校が核となって、それ以外の818校とそれぞれチームを組み協力して取り組むという方式が採用されました。その結果、各拠点校が先導的な役割を担いつつ、次第に波及校からの情報発信等も得られるようになり、双方向のうねりの中、短い期間にも関わらず大きな成果を上げることができたということです。
神奈川県教育委員会では、この取り組みが一過性のもので終わることなく、この取り組みを呼び水として各学校や各地区で今後も子どもたちの健康・体力つくりへの取りち組みを一層充実させ、それを定着させていけることを期待しており、瞳や汗がキラキラと輝く子どもたちを学校で育成してほしいということです。
家庭でできることも、もちろんありますが、体力づくりや食生活の習慣など、集団でいられる学校でこそ、できることが多いように思いますね。
■関連記事
ストップ!子どもの体力低下 各地で実践
体は大きいのに、体力は低下傾向続く がんばれ今の子どもたち!
文部科学省による「平成18年度体力・運動能力調査」概要
« 「エコ」は小中学生にとってもはや常識 「キッズリサーチ」調査 | トップページへ 2008年度「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果~経済同友会 »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年05月22日 23:55