●子どもの事故予防に―「キッズデザインの輪」開設 (2008年05月21日)
経済産業省は、子どもの事故情報の収集・分析を行い、結果を発信するサイト「キッズデザインの輪」を開設しました。
「キッズデザインの輪」より
経済産業省では、平成19年度より子どもの不慮の事故をなくすことを目的とした「安全知識循環型社会構築事業」を実施しています。これは医療機関で子どもの事故情報を収集し、専門家による事故原因の分析などを行い、その情報を社会全体で共有するというものです。
この一環で、平成19年度に収集した事故の分析結果が情報発信サイト「キッズデザインの輪」で発信されることになりました。
「キッズデザインの輪」では、「事故予防コンテンツ」で子どもの月齢や発育状況ごとに、典型的な事故について子どもの行動パターンを分析し、CGを作成し公開しています。ここでは子どもの発育段階を「寝返りができる時期」「はいはいができる時期」などに分け、それぞれの時期に起きやすい「ソファーからの転落」「タバコの誤飲」などにおける事故の状況を動画で見ることができます。
ソファーからの転落の事例
例えば、「はいはいができる時期」では、様々なことに興味を持つ反面、一つのことに興味を持つと視野が狭くなります。そのためソファーなどの高いところから床に置いてあるおもちゃをとろうとして転落するなどの事故が、この時期の事故の典型例のとして紹介されています。
このほか、「キッズデザインの輪」では、事故データの収集結果をグラフで見ることができ、年齢や性別、事故の起きた時間帯などを絞り込んで、事故のデータを検索することもできます。
子どもの死亡原因の1位は、「不慮の事故」です。不慮の事故を減らすには、大人が様々な事例を通して事故の予防法を学び、事故の起きない環境作りをしていくことが重要といえるでしょう。
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投稿者 kksblog : 2008年05月21日 16:56