●Wiiで作る電子黒板 (2008年05月19日)
Wiiが大流行だ。ソフトウェアと連動し、「何でもできる」というイメージが定着した、画期的なツールといえる。このWiiリモコンの赤外線認識機能を活用、自作タッチパネルの制作が一部の教員や研究者に注目されている。
この新しいWiiリモコンの使い方は、カーネギーメロン大学のJohnny Leeさんが考案したもの。これに刺激を受け、雪おこし研修会2007(平成20年2月3日実施)で新潟市立白根小学校 長谷川尚教諭が“Wiiリモコンの教育への活用”を発表、サイト上でも公表したところ、学校現場から熱い視線が集まっている。
WiiリモコンとPCのデータ通信はBluetoothを使用。タッチペンは赤外線LEDを指示棒の先端につけたり、ボールペンに内蔵させるなど、自作する必要がある。「指示棒」程度の長さのタッチペンも、文字の書き込みには無理があるものの、長さがあるため影になりにくく、使い勝手が良さそうだ。
市販されている電子黒板や、電子黒板ツールにその性能や使用感はぐっと劣るものの、タッチパネル感覚を味わうことができる。常に使う電子黒板としては操作性に難があるが、ちょっとした遊び心で電子黒板を手造り、というスタンスは、「パソコンの後ろで何がどう動いているのか仕組みを知る、興味を持つ」ことにもつながる。赤外線認識の仕組みを知るなど、興味深いITリテラシー教育のひとつになりそうだ。
「Wiiリモコンで作る、安価なマルチポイントのインタラクティブなホワイトボード」解説ビデオ
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投稿者 kksblog : 2008年05月19日 17:55