●認定子ども園の認定件数229件 認定数は一年で倍増 (2008年05月17日)
5月16日に文部科学省は、今年4月1日現在の認定子ども園の認定数が229件になったことを発表しました。
昨年の同じ時期には94件でしたので、この一年で135件の施設が子ども園として認定されたことになります。
都道府県別にみると、一番多いのが東京で19件、次いで北海道が16件、兵庫県・長崎県が15件の順になります。
もともと認定数の多かった地方は順調に伸び、そうではない地方は依然として伸びていない傾向があるようです。
そんな中で東京都は3件から19件に伸び、長崎県は1件から15件に伸びています。
「認定子ども園」とは、幼稚園や保育所を融合させたような施設で、以下の二つの要件を満たし、都道府県知事より「認定」を受けた施設です。
① 就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する施設
② 地域における子育て支援を行う施設
現在は幼稚園の需要よりも、保育園の需要が多く、その数の是正の一助として安部内閣のもと制定されました。
保育園と幼稚園では、担当する役所が違い、職員の免許制度も違います。保育園は厚生労働省の管轄であり、職員は保育士です。一方幼稚園は、文部科学省管轄で、職員は幼稚園教諭です。
省庁の垣根を越えて、利用者本位に作られた制度です。まだ発展途上といえる状態かもしれませんが、今後も拡大していくことは間違いのないことでしょう。
三つ子の魂百までも・・・と言われますが、子どもが、どのような環境で就学前の時期を過ごすかはとても重要なことです。未来に巣立つ子どもを育てることは、日本の将来を育てていくということなのです。知恵を出し合い、よりよい社会で子育てをしていきたいものです。
■関連記事
●【教育ニュース】「認定こども園」の現状と今後の申請見込み件数は? (2007年08月20日)
●【教育ニュース】105件の幼児教育・保育所が「認定子ども園」の認定 (2007年09月07日)
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投稿者 kksblog : 2008年05月17日 23:57