●パンフレット「手をつなご」特別支援教育のために (2008年05月16日)
発達障害の子どもたちのための助けになるようにということで、杉並区では「手をつなご」というパンフレットが製作されました。
by dimitar georgiev
発達障害のある子どもたちに対し、理解・支援の促進を目指すのが、特別支援教育ですが、杉並区では、特別支援教育の本格実施に向け、これまでにもいろいろと取り組みを進めてきたそうです。
特別支援教育の本格実施までの取り組みとしては、まず、校内支援体制等ということで、平成16年5月に特別支援教育検討委員会を設置、特別支援教育への円滑な移行に向け、校内支援体制と各関係機関と連携策を検討してきたことがあります。
また、学校での取り組みでは、平成18年度までに、区内の全小・中・特別支援学校で「校内委員会」を立上げ、特別支援教育コーディネーターを指名、学校全体で特別支援教育への取り組みの体制を整えました。
また、その支援策としての、臨床心理士等の小・中学校全校への巡回を行いました。臨床心理士等の専門的な見地から指導助言を行う「巡回相談」、情緒障害学級の教員が通常学級を訪問、支援の必要な児童・生徒の担任教諭等に助言する「SAT特別支援教育チーム」による支援、校内研修への講師派遣など行っています。
そして、就学支援ファイル「すばるⅠ」、就学支援シート「すばるⅡ」を活用しました。
「すばるⅠ」、「すばるⅡ」は、障害等により支援の必要なお子さんについて、幼稚園・保育園・療育機関などの就学前機関の情報や保護者の願いを就学先の学校に伝え、適切な指導・支援につなげていくための情報伝達手段として、平成17~18年度に、区から都の就学支援プロジェクトを受託、区独自に開発・導入されたものです。
区では、特別支援教育は、従来の心身障害教育(特殊教育)の対象となる障害だけでなく、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症等を含めて特別な支援を必要とする児童・生徒の自立や社会参加に向け、その一人一人の教育ニーズを把握し、その持てる力を高めて生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うことだとしています。
地域全体での取り組みは、大きな力となるでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2008年05月16日 13:17