●学校給食の使用食品、栄養素に関する詳細データ公表 文部科学省 (2008年05月16日)
さまざまな栄養素をバランスよく食べさせてくれる学校給食。献立の参考にしている家庭もあるのではないでしょうか。
みんな大好きカレー!この中にはどんな栄養素が入ってる? Photo by いしだひでヲ
平成18年度の学校給食栄養報告の詳細データが、文部科学省のサイトで公開されています。学校給食における栄養内容等の実態を把握し、食事内容の充実を図ることを目的とするもので、使用食品および栄養素などの摂取状況が、摂取量と基準に対する充足率それぞれについてエクセルファイルにまとめられています。
調査対象は完全給食を実施する小学校、中学校および中等教育学校前期課程、夜間定時制高校、そして共同調理場です。栄養素についてはエネルギー、たんぱく質、ビタミンなどの項目に分かれています。使用食品は小麦粉製品類、米類、豆類、魚介類、などから水分まで細かく分けられています。
それぞれの平均摂取量については、栄養に関する知識がないと、これがどのような意味を持つのかは分かりにくいので、基準に対する充足率について見てみます。栄養素については、全体的に基準値を上回っているものが多く、100%を下回っているものでも、ほとんどが80%以上となっています。
特にビタミンはA、B1、B2、Cと分けられていますが、全てにおいて基準値を大きく上回っています。特に小学校におけるビタミンAは、基準値のほぼ2倍であり、学校給食はビタミンが強化されていると言えそうです。亜鉛もおよそ120〜140%と、全体的に高い水準です。
一方基準値に達していないのは、エネルギー、資質、鉄、マグネシウム、食物繊維です。特に食物繊維は約70〜75%と低くなっています。使用食品について見ると、豆類(豆製品除く)や藻類が全体的に低いようです。
給食の献立表には、使われている食材や栄養の分類などが書かれています。普段はおかずの好き・嫌いを見るだけのことが多いでしょうが、いつもと違った視点で見てみると面白そうです。苦手なメニューでも、摂取できる栄養について学ぶことで食べられるようになるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2008年05月16日 08:20