●「青少年インターネット規制法案に対する意見」および「保護者と共に行う自主的な取り組み」 (2008年05月13日)
この取り組みは、株式会社ディー・エヌ・エー、ネットスター株式会社、マイクロソフト株式会社、ヤフー株式会社、楽天株式会社のインターネット事業者の5社共同で行われるものです。
子どもたちが安心してインターネットを利用できるよう、活動が開始されました。
by イナガキ ヨリカズ
まず、社団法人全国高等学校PTA連合会をはじめとする保護者や教育関係者の人たちと十分に意見交換を行い、子どものインターネットの安全な利用環境の確保やリテラシー向上の観点から必要な調査・検討および教材制作が行われます。そして、活動によって培われた知見のもと、政府・自治体に対する政策提言を行うことで広く社会に貢献しようということになっています。
現在、子どもとインターネットの利用に関しては、各政党でいくつかの法案が検討されています。一部の法案では、保護者の多様な意見を反映できないしくみの導入を義務化したり、弊害が多く効果の期待できない規制を課したりする傾向がみとめられているということです。そして、これらの法案には反対するつもりであり、まずは、法規制の前に、この進みつつある民間の取り組みを後押ししてほしいということです。
活動案としては、まず、保護者および学校関係者とともに、保護者が手軽に子どもに子どものインターネットの安全な利用環境の確保やリテラシー向上に関する教育ができるよう、保護者の視点に立ったわかりやすい教材を制作、提供し、保護者や学校関係者との協力関係のもと、講師を派遣して保護者向けの勉強会を開催するということです。
また、子どもを取巻くインターネット事情や利用方法に関し、定期的な情報提供を行っていくとのことです。
これまで保護者による指導の障害となっていた「保護者と子どもの知識の逆転」という状況に対し、保護者向けに情報提供等を行うことで改善をはかり、保護者が手軽に子どもを指導できる環境作りをしていくとのことです。
確かに、パソコン、そしてインターネットに関しては、大人は怖がって触らないところも子どもは興味でスッと入っていくので、親が知らない間に子どもが知っていることも多いかもしれません。企業の取り組みと併せて、パソコン、インターネット利用を導入している教育現場でも、子どもたちを指導することが必要ですね。
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投稿者 kksblog : 2008年05月13日 14:10