●食育に関心75% 食育に関するアンケート結果発表 (2008年05月11日)
5月に入って、内閣府は今年3月に実施した「食育に関する意識調査」についての結果を発表しました。アンケート対象は成人3000人、有効回答数は1745人(58.2%)です。
この調査では、食育に関する意識についてと日ごろの食生活についての記載があります。
「食育」とは、食事は生命維持をするためだけのものではなく、精神的にも肉体的にも健康的に生きるためのものであるという考え方に基づく考え方です。
今回の調査で「食育」を知っていた人は74%となり、平成17年調査開始以来、認知度が上がり、関心度も上がっている結果がでました。
メタボリックシンドロームについては、予防や改善の食事・運動を継続的に実践しているのは、全体の30%を超え、継続的ではなくても気を使っているのは75%になり、健康を心がけている様子がうかがえます。
性別や年齢では、男女ともに同じような推移で、経常的に気遣っている人の数は40代を超えると多くなりますが、30代では「まだまだ若い」と思うのでしょうか、経常的に気遣う人は15%前後でした。
30才代というと、子育て世代でもあります。自分の食生活は子どもの食習慣につながるのは確実です。親が健康に気づかい、安全で健康な食事を心がければ、自然に子どもにも健康的な食習慣が身につくことになるはずです。
メタボリックシンドロームは、中高年層の占める割合が多いとされていますが、中高年になって慌てて気遣っても生活習慣は改善することは難しくなってしまいます。子どもの時から健康的な食習慣が身に付いていれば、メタボリックとは無縁に暮らすこともさほど難しいことではないはずです。
日ごろの食生活についてのアンケート結果には、現在の生活の中で、住生活などに比べて食生活に満足している人が多く9割以上の人が満足としていること、食の安全に8割以上の人が心配していることなどありました。
食をめぐる状況の変化では、食品の種類、購入のしやすさ、情報の豊富さは圧倒的に良くなり充実してきた一方、食べ残しや安全不安も増えてきたことがあり、食卓を囲む団らん、地域性や季節感のある食事、食事を準備する時間などが減ってきました。
おいしい食事を食べると、心は幸せになります。豪華である必要はなく、楽しく食べることが一番大切なことだと思います。アンケート結果を見ながら、自分の食生活を思うきっかけとするのもいいかもしれません。
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投稿者 kksblog : 2008年05月11日 14:13