●東京都教育委員会が自殺予防リーフレットを作成 (2008年04月25日)
東京都の教育委員会が、いじめ等防止指導資料「子供の命を守ろう~子供の自殺予防に向けて~」自殺予防リーフレットを平成20年3月に作成しています。
by 花渕 浩二
最近、毎日のように悲しいニュースを耳にします。ぜひ、子供達の心の叫びに向き合って「自殺」を防ぎましょう。
今、青少年の自殺が深刻な状況にあるようです。10~14歳では13.2%、15~19歳では28.1%の割合で「自殺」という死亡理由になっています。いじめ等が主な理由のようですが、中には「生きていてもしょうがない」など、漠然とした理由で命を絶ってしまう場合もあるようです。
リーフレット「子供の命を守ろう~子供の自殺予防に向けて~」では、教職員が自殺予防について正しい認識をもち、子供のサインに適切に対応できるようにと、教師用指導資料として作成し、都内公立学校全教員に配布しています。もちろん、保護者としても読むことは可能です。東京都教育委員会のホームページをご覧下さい。
学校で生徒から相談を受けたときの対応は、「受容」と「共感」を原則とし、「子供の話を丁寧に聞くことに徹し、救いを求める叫びをしっかりと受け止める」としています。また、好ましい言葉かけの例と好ましくない言葉かけの例も記載されています。相談を受けた場合は、関係機関との連携をすぐに行うことも必要です。
子供達の自殺願望は、大人がじっくりと話を聞くことで減少出来るのではないでしょうか?自殺に関するサイトに投稿している人々は「淋しい」「悲しい」「自分の存在や意味」などを書き込んでいます。「話したい・聞いてもらいたい」と言う気持ちが叶わないまま自殺へと追いつめてしまっているのなら、私達は、まず「向き合って聞く」ことを早急にしなければなりませんね。子供の変化を敏感に感じ取ることを常に心に留めておきたいと思います。
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投稿者 kksblog : 2008年04月25日 19:54