●新しい時代の青少年教育の在り方 (2008年04月23日)
渡海文部科学大臣は、「新しい時代に求められる青少年教育の在り方」について、中央教育審議会の審議を仰ぐべく諮問しました。
by YUKI
今後、中央教育審議会において、大臣の諮問内容を、細かに審議していくことと思います。
大臣の諮問理由として、「次代を担う青少年の健全な育成のためには、学校、家庭、地域が共にその教育力を生かしながら、相互に連携して社会総がかりで取組を進めることが必要である。しかし、実際には、青少年に対する教育は学校が中心となっており、地域の青少年教育においては、その期待される役割を十分に果たしていない状況にある。」と述べています。
諮問内容は、(1)これからの青少年教育の意義・役割について。(2)青少年教育における国、地方、民間の役割と連携について。(3)青少年教育施設の在り方について。(4)その他今後の青少年教育の推進方策についての4項目です。
「これからの青少年教育の意義・役割について」ですが、、学校教育において「生きる力」を育むとともに、地域社会において大人や多様な年齢層の人々と触れあい、自然体験をはじめ文化・芸術や科学などに直接触れる体験的な学習活動等を通じて、自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心などをはじめとする豊かな人間性や協調性などを身に付けることが必要である」としています。
各自治体では、体験学習などが取り組まれていることと思います。これらの体験は、机向かっているだけでは知ることの出来ない想像力の発達などに結びつくのではないかと思います。
ニートや引きこもり、不登校などの問題を抱える青少年をはじめ、青少年教育が対象とする層が多様化している中にあって、これらに対する教育プログラムの開発や指導者の養成をどのようにしていくことが適当かと言うことも今後の課題の一つです。スポーツの役割はどのようなものか、グローバル化する中にあっての国際交流をどのような視点から充実させていくことが必要であるか等々。青少年の教育とは、本当に多様化しているのですね。
このような新しい青少年の教育の中ですが、私が保護者の立場から言えるのは、まずは家庭で、毎日適度な親子の会話時間を持ち、子どもの顔を見て体調や心の安定を見つめることを常に心掛けていたいと思います。
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投稿者 kksblog : 2008年04月23日 15:01