●内閣府による「消費者教育ポータルサイト(試行版)」の開設 (2008年04月22日)
「消費者教育ポータルサイト(試行版)」は、消費者教育を行う際の教材が、容易に検索・選択できるように集約されたものです。
消費者教育を行う側、つまり、教える立場にある人たちにも、自ら学びたいと考えている人たちにも、提供できることを目的としてつくられたサイトです。
by 坂井 和明
消費者教育については、様々な場面で様々な人たちにより行われています。そういった際に使用する消費者教育用の教材は、各省庁や団体等により種々作成されているものの、各所に散在し、肝心の消費者教育の現場までには、十分に行き届いていないというのが現状です。
サイトは、実際に、教材を使う必要性のある人たちだけでなく、消費者教育に関心のあるすべての消費者の人たちの助けになれば、という願いのもと運営されています。
サイトの中身は、いくつかの項目に分かれています。
“領域別で選ぶ”教材としては、「安全」、「契約・取引」、「情報」、「環境」といった項目があり、“ライフステージ別で選ぶ”教材としては、「幼児期」、「児童期」、「少年期」、「成人期」、「高齢期」という風に分かれています。
“ライフステージ別”では、年齢に応じた内容となっており、“領域別”では、次のような内容となっています。
「安全」では、食品を含む商品の安全性に関する情報や、商品による事故・危害への適切な対処などについての内容になっています。
「契約・取引」では、自己の必要性に応じた商品・サービスの選択について、契約の意味・内容を正しく理解して契約・履行を行うことや、契約のトラブルにあった時の対処等についての内容になっています。
「情報」では、情報通信を適切に活用すること、個人情報に関わること、知的財産権に関わることなどついての内容となっています。
「環境」では、環境に配慮した商品の選択や使用、また廃棄について、そして環境保全への取り組み等についての内容となっています。
一括で、消費者教育のために必要な資料がすぐに手に入るのは便利ですし、資料として使うだけでなく気になるものを少し見てみるということだけでもできるので、一般の人が気軽に閲覧できるのも、心強いことです。
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投稿者 kksblog : 2008年04月22日 23:47