●医師に向け≪子どもの心の診療≫に関するテキスト作成 厚生労働省より (2008年04月21日)
厚生労働省は、「子どもの心の問題」に対する治療を専門的に対応できるよう、「子どもの心の診療医」と題した医師に向けてのテキストをまとめました。
三種類のテキストは次のよな医療機関に向けての冊子です。
① 一般の小児科医
保護者への対応(助言や環境調整など)などにより改善が期待できるものの判断と初期対対応
② 一般の精神科医
精神科専門医として日常に臨床に従事している医師が、子どもの抱える医学的問題を正しく判断し、適切に対応
③ 子どもの心の診療を定期的に行っている小児科医・精神科医
特別外来等において子どもの心の診療をサブスペシャリティーとしての取り組みへの基本事項
ちかごろは不登校やいじめなど子どもの心の問題がおおく見られ、また子どもへの児童虐待の増加など、子どもをとりまく状況が深刻な状態になっています。
医師不足といわれる中、子どもの心の治療のための医師やサポート機関も少なく、その確保・育成が急務の問題だとされています。
平成17年3月から、厚生労働省雇用均等・児童家庭局に「子どもの心の診療医の養成に関する検討会が設置され、養成のあり方について検討の結果作成されたのがこのテキストです。
それぞれの機関で治療に携わる医師に、自己学習や研修資料として活用してほしいと考えられた内容です。
子どもは大人が思う以上に繊細な心を持っていると思います。些細なことで傷つき、思い悩みます。そんな心がへこんでいる時、父親や母親そして兄弟が優しくよりそってやることができたら、きっと次のステップへ進む力になります。
それでも力が入らないなら専門家を頼って、客観的な視点で治療を受けることも必要なことですね。
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投稿者 kksblog : 2008年04月21日 02:45