●学校のインターネット接続をお手伝いする活動『ネットデイ』 (2008年04月20日)
地域のボランティアが学校に協力して、校内のインターネット接続をお手伝いする活動があるのをご存知でしょうか?学校現場と地域ボランティアのコラボレーション『ネットデイ』をご紹介します。
by Vicky S
『ネットデイ』は、生徒一人一人が情報ネットワークにアクセスできる環境を提供することを目的として、地域の人々と学校の教師や子どもたちが力を合わせて、校内の情報ネットワーク(LAN)を自分たちで構築する活動です。校内LAN構築により、普通教室や図書館など、どこからでも情報の共有やインターネットの利用が可能になります。
ではその『ネットデイ』はどのように活動されるのか?
まずは学校側がネットデイの意思表示をすることによって始まります。そして「ネットデイ実行委員会」をつくり、具体的な活動が進みます。学校サイドの窓口になる学校コーディネータ、地域の人々への呼びかけやボランティア対応・調整など対外的窓口となる地域コーディネータ、事前工事や必要部材の手配、ネットワーク工事の統括となる技術コーディネータが中心となって、学校や地域にPRしながら計画をみんなで進めていきます。配線経路なども決定し、準備ができたら、いよいよ接続工事実行の日。事前のワークショップで参加者に共通認識を持たせ、工事を行ないます。無事に工事が終了したら・・・、参加者みんなで達成感を共有!
『ネットデイ』によるメリットは、校内LAN構築の達成の他にもいろいろあります。学校にとっては、開かれた学校運営のきっかけとなり、地域の人材データベースができます。子どもたちにとっては、自分たちで学校を作るという貴重な体験になり、さまざまな人たちとの交流が持てます。地域の人々にとっては、コミュニティの絆が深まり、ボランティア意識が向上します。
『ネットデイ』は、学校の情報化推進に大きく貢献し、保護者や地域住民が学校運営に協力するということで、大変有意義な活動です。高度情報通信社会の進展への対応と、教育再生のために、校内LAN構築と“開かれた学校づくり”は今の教育現場に最も求められているものといえると思います。もしお住まいの地域で『ネットデイ』があったら、子どもたちのよりよい環境づくりのためにも、参加してみてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年04月20日 04:52