●自動車の安全は世界統一基準で採択 (2008年04月17日)
スイス、ジュネーブで開催されていた国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムにおいて、2項目についての世界統一基準が、日欧米を含む加盟国により採択されました。
by イナガキ ヨリカズ
自動車の安全や環境基準については、安全・環境レベルの向上や国際流通の円滑化を図るために、各国ごとに、異なる基準の世界的な調和が進められております。
国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムには、カナダ、米国、フランス、イギリス、EU、ドイツ、ロシア、中国、韓国、イタリア、南アフリカ、フィンランド、ハンガリー、トルコ等、日本を含め29カ国・1地域が参加しており、これまでに世界統一基準として策定された項目としては、重量車排出ガス試験法や二輪車排ガス試験モードなど計5項目があります。
今回、世界統一基準とされた項目は、①ヘッドレスト(追突時の乗員人員の頚部損傷保護を目的として、ヘッドレストの適切な寸法、性能、試験方法等を定めるもの)②安全ガラス(衝突時等のガラス飛散による乗員人員の損傷保護、運転者席における運転視野の確保等を目的として、ガラスの性能、試験方法等を定めるもの)の2点です。
ヘッドレストとは、車のシートで言うと頭を支える部分です。車に乗っているとき、シートの背もたれや前後の位置を調整する人が多いと思いますが、ヘッドレストの部分まで、自分の頭にくぼみを合わせている人はどのくらいいるでしょうか。ちなみに私は、全く気にせず座っていました。ヘッドレストが頭の位置に合っていないと、衝突事故が起きた際に首から頭部をしっかりと守れないそうです。
そして車の窓ガラスですが、事故の際にはガラスが飛散しないように出来ているとよく耳にしますが、そうは言っても、かなりなスピードでの衝突等では飛散もありうるでしょう。今後益々、より安全なガラスが装備されることを願います。
これらの2点が世界統一基準でレベルアップされることを、車好きな一ユーザーとして期待しながら、安全運転に努めようと思います。
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動画でチャイルドシートの重要性を再確認して下さい
第144回WP29の結果について
~自動車の安全に関する世界統一基準が2項目採択されました~
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投稿者 kksblog : 2008年04月17日 15:05