●がんばれ若者! 若者のチャレンジと自立に向けた応援サイト「若チャレ!」 (2008年04月17日)
厚生労働省職業安定局では、「若者の人間力を高めるための国民運動」を展開しています。そのための活動紹介や、若者向けのコンテンツをまとめたサイトが「若チャレ」です。
若者の雇用に関するデータを見ると、2003年に有効求人倍率が1倍を超えてから、順調に上昇しています。高校生、大学生の就職内定率も回復し、社会が若者を受け入れる体制は整っているようです。しかし若いほど就職後3年以内の離職率が高いことや、ニート状態の若者の数はここ数年横ばいであることなどから、まだ若者と社会の関係は良くなってはいないように見えます。
「若者の人間力を高めるための国民運動」とは、若者が自立し、いきいきと活躍できる社会を目指して、企業や労働組合、学校、マスメディア、地域社会、政府等が一体となって、若者をとりまく問題をそれぞれの立場で考え、サポートし、その輪を広げていく運動です。
「若チャレ」のコンテンツは大きく2つに分かれています。まずは国民運動を展開する「大人」の側の「国民運動コンテンツ」。ここでは「国民運動とは何か?」といった基礎知識から、ポスター、冊子などのダウンロード、全国の若者支援のイベントの情報、過去のイベント紹介などがあります。その中の一つ「応援メッセージ」では柔道家の野村忠宏氏、シンガーソングライターの川嶋あい氏など、各界の著名人による若者へ向けたメッセージが掲載されています。
次に「若者コンテンツ」、ここでは悩みや相談に答えてくれる若者支援施設のサポーターの紹介、職業を大きく8つに分けて、詳しい情報を提供してくれる「仕事辞典」、生きる上で必要な「人間力」に関するお題を出して、それに一言で答えるコーナー「教えて!あなたの人間力」など、興味深いコンテンツが並んでいます。
仕事もライフスタイルも多様化する社会の中で、情報はたくさん持っているけれど、自分の進む道が見つけられない、決められないで迷子になっている若者が多いのではないでしょうか。とはいえ、自分の行き先は自分自身で決めるべきです。国民運動も、普段は見守り、迷った時は道を教える交番のような存在であってほしいものです。
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投稿者 kksblog : 2008年04月17日 15:30