●よく動き よく食べ よく眠る 健やかな成長のための取り組みを紹介 (2008年04月14日)
心も体も成長する子ども時代には、バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動が必要であることはよく知られていますが、それらが十分でない子ども達は依然多いようです。
島根県教育委員会は、子ども達の生活習慣の改善・確立を目指し、学校から食や生活に関する「仕かけ」「働きかけ」をするよう呼びかけています。これまでに学校やPTAなどが実践している取り組みを、事例集としてまとめたPDFファイルなどを県のサイトで公開しています。
生活習慣の現状調査の結果を、平成16年度と19年度について紹介されています。朝食を毎日食べる児童生徒の割合は、16年度と比べて19年度では増えていますが、ほとんど食べない子どもの割合には大きな変化は見られていないようです。また、ほとんど運動をしない子ども、睡眠時間が6時間未満の子どもは増えており、特に睡眠時間は中学生、高校生で6時間未満の生徒の割合が大きく増えていました。
紹介されている事例には、毎日のチェックシートなどを利用して生活チェックを行うもの、食事に的を絞ってレシピの募集や、栄養について学習するものなど、さまざまな取り組みが紹介されています。
一例として、左鐙小学校PTAが実践した「あすなろ学習会〜食べたい!わたしでも作れる!朝ごはん〜」を紹介します。同校のPTAには「あすなろ学習会」というPTA研修会があり、この中で朝ごはんメニューのコンクールを行いました。全家庭の保護者や子どもが、メニューのアピールポイントやレシピを発表し、栄養士より温かいアドバイスと賞状が贈られました。
さらに応募作品の中から選ばれたメニューの調理実習、試食が行われました。子ども用の包丁も準備され、低学年の子ども達も野菜切りなどで参加しました。簡単で忙しい朝にぴったりのメニューで、後に家でさっそく作ったという声も聞かれたそうです。
事例集の最後には、学年ごとの「健康生活チャレンジシート」があり、一週間の生活を振り返ってみることができるようになっています。学期の初めなど、生活のリズムが崩れがちなとき、実践してみるといいかもしれません。食事も睡眠も「わかっているけどついつい…」となりがちですが、規則正しい生活の気持ちよさを親子で再認識できるよう、努力してみませんか。
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投稿者 kksblog : 2008年04月14日 10:32