●副校長と主幹 現場で抱える問題解決に向けて対策 ~東京都~ (2008年04月13日)
東京都教育委員会は、昨年8月より「教育管理職等の任用・育成のあり方検討委員会」を結成して、公立学校運営にかかる管理職が効率よく機能する環境つくりを協議してきました。今回第2回目の報告として、副校長・主幹教諭の職務・職責についての取りまとめが公表されました。
副校長や主幹の仕事が煩雑であり多忙すぎるので、職権をきちんと整理してスムーズに学校運営をすすめようという趣旨の会議です。
具体的には、副校長と主幹に職務が偏重しており、残業は常態化し休日出勤が当たり前の状態が続いているといいます。またその激務に対して周りの理解が不十分であり、何らかの対処を考えようということでしょうか。
対策としては、副校長や主幹の職務権限を明確化する、マニュアルの作成、職権の周知徹底、ICT化による事務の軽減などが検討されています。
民間企業での中間管理職というのが教育現場での副校長や主幹ということでしょうか。民間企業の中間管理職が抱えている、「激務」と「上からは抑えられ、下からは突き上げられて・・・」の状況と同じではないでしょうか?
しかし全く違うところ、それは教育委員会という機関が彼らの職務の軽減を検討してくれて、なおかつそれが税金で賄われているということです。
それぞれの現場が、それぞれで改善努力をすることでは間に合わない問題なのでしょうか?職務のマニュアルをつくるよりも有用な人材確保・育成のほうが早急な問題だと思うのですが・・・。
■関連記事
●【教育ニュース】学校経営診断の実施結果について~東京都教育委員会 (2007年11月20日)
教育管理職等の任用・育成のあり方検討委員会
第2次報告について~「副校長・主幹教諭の育成及び職のあり方について」の概要~
« ピカピカに光るどろだんご作りに挑戦してみませんか? | トップページへ 幼稚園、学校での特別支援教育への体制整備状況 文部科学省の調査より »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年04月13日 15:44