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発達障害の子供たちの理解啓発資料~仙台市教育委員会 (2008年04月11日)

LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症等、教育上特別な配慮が必要な子どもたちに気づき、認め、そして支えていくためのリーフレットとして、仙台市教育委員会では、発達障害の子供たちの理解啓発資料が作成されました。

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by amminopurr

“教育委員会と各幼稚園・学校で互いに連携を取り合いながら、子どもたちを育てましょう“ということで、相談機関などの連絡先も載せられています。

そして、通常の学級で学ぶ発達障害の子どもたちについて、特に知ってもらうために、このリーフレットを幼児期から青年期までの子どもさんをお持ちの保護者の方々に読んでもらいたいとのことです。


発達障害の子どもたちは、外見でわかりにくく誤解されやすい面があります。よりよい成長のために、周囲の人たちの理解の度合いが大きく影響すると考えられます。

発達障害の子どもたちの特徴として、次のようなものがあります。

生活の場面では、じっとしていられない、面と向かって話しても聞いていないように見える、すぐカッとなってイライラしてしまう、日々の活動を忘れたり物を失くしたりする、身の回りの整理がうまくできない、といったものです。

友達関係や集団活動の場面では、友達のそばにはいるが一人で遊んでいる、相手が困るようなことも遠慮なく言う、思い通りにならないとすぐ手が出てしまう、ルールや約束を気にとめない、周りの子にすぐちょっかいを出す、といったものです。

学習の場面では、聞き間違いがある、言葉につまったりする、行を抜かしたり繰り返し読んだりする、計算をするのにとても時間がかかる、学習の準備や後片づけにとても時間がかかる、不器用で動作がぎこちない、などです。

子供は「わがまま」「乱暴」「生意気」「だらしがない」など、「困った子」として見られがちで、結果的に本人は傷つき、だんだん自信や意欲を失っていくことになります。保護者は、「しつけや育て方が悪い」と言われ、自分を責めてしまいがちです。

周りから理解されないまま、非難されたり叱られたりし続けると、いじめや孤立、不登校、ひきこもり、非行暴力、就労困難、と、ますます難しい問題に発展することがあります。

子どもの将来、また周りにいる子どもたちの思いやりの気持ちを育てるためにも、積極的な働きかけは必要でしょうね。

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投稿者 kksblog : 2008年04月11日 11:41


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