●見て楽しい、学んで楽しい「一家に一枚 光マップ」! (2008年04月11日)
文部科学省は、4月14日から始まる科学技術週間に合わせて「一家に一枚 光マップ」を製作・配布しています。
私たちが普段意識する「光」とは、例えば太陽光や照明があるでしょう。車のライトや信号機にも光はありますね。これらは可視光線、目に見える光ですね。その他に、テレビや携帯電話の信号を送る電波、電子レンジのマイクロ波、こたつなどの赤外線、日焼けの元の紫外線、レントゲンのX線…これらは全て光のなかまです。
同じ「光」にもさまざまな名称がありますが、これらは光の波長の違いによって分類されています。光マップは、光が自然界や私たちの生活の中でどのように創られ、どのように使われているかをまとめたものです。ポスターの中央には光の波長スケールが左右に伸びており、左から波長の長い順に、電波、遠赤外光、中赤外光、近赤外光、可視光、紫外光、軟X線、X線、γ線と区分けされた光のマップがあります。
光マップのごく一部です。すごい情報量!
スケールバー内には、それぞれの光の振動数、波長が記されています。振動数、といっても馴染みがありませんが、「○○kHz(キロヘルツ)」という単位には聞き覚えがありますよね。そう、ラジオの周波数です。このように実際に利用されている技術について、スケールの上段に示されています。最近話題になったブルーレイ、これは405nmの光、つまり青に近い光をつかって記録するからその名がついているんですね。
スケールの下段には、それぞれの波長域で御荒れる自然現象や技術などが書かれています。レーザー光やX線を用いたさまざまな分野の技術や、身近な物ではビールのビンはなぜ色が付いているのか?など、時間を忘れて読みふけってしまいそうな知識がぎっしり詰まっています。
この「一家に一枚」シリーズは、これまでに「宇宙図」「ヒトゲノムマップ」などが製作されています。基本コンセプトの中に「見た目がきれいで、部屋に貼っておきたくなるもの」というものがありますが、確かにリビングや玄関に貼ってもいいかもしれません。家族だけでなく、お客様まで夢中になってしまうかもしれませんね。
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「一家に1枚 光マップ」の製作について(文部科学省)
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投稿者 kksblog : 2008年04月11日 10:56