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携帯電話のカメラで、顕微鏡写真が撮れる!理科の授業にも最適 (2008年04月08日)

香川県立高松高等学校の藤枝秀樹先生が、携帯電話カメラで顕微鏡写真を撮る方法についての報告書をまとめました。

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カメラ機能つきの携帯電話はごく普通に普及していることから、藤枝先生はこの携帯電話のカメラを利用して、顕微鏡写真を撮影できないかという点に注目して、ついにその方法を完成させました。

まず、顕微鏡写真を撮るためには、顕微鏡とカメラをつなぐ「アダプター」と呼ばれる器具が必要ですので、市販のフィルムケースを用意します。そして、直径15mm程度のコルクボーラーの先端を火であぶり、フィルムケースの底の中心部を開けます。

次に、さきほど開けたフィルムケースの穴に携帯電話のカメラを合わせてセロハンテープでとめます。顕微鏡を普通に観察する状態にセットしておき、携帯電話に貼り付けたフィルムケースを接眼レンズにはめ込みます。あとは、カメラ機能をそのまま活用して撮影するだけです。

もし、カメラの中心がずれている場合や外の光が入ってくる場合は、画面を見ながら手で補正することになりますが、これは慣れるのに少し時間がかかるということです。

携帯電話の性能や有効画素数によっても異なりますが、大きく引き伸ばさないで通常のE版サイズ程度であれば、十分美しい写真が得られるそうです。今回、使用したカメラ付き携帯電話は富士通社製のF700is( 有効画素数128万)でした。

ただし、携帯電話の形によっては、カメラ部が曲面になっており、フィルムケースをぴったりとくっつけることができないために、外部の光を遮断できず、アダプターの役目を果たさない携帯電話もあるそうです。すべての携帯が対応できるわけではないことも注意点として覚えておきたいものです。

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携帯電話用の顕微鏡

また、アメリカでは、カリフォルニア大学バークレー校の研究者たちが、60倍の倍率で使用できる携帯電話用の顕微鏡(上図)を新しく開発したことが発表されました。

この顕微鏡をつかって患者の血液を撮影することで、自宅から医師に血液細胞の画像を送ることが可能になります。研究者たちは、これから遠隔治療の実現を目指して医療分野に貢献していきたいと語っています。

カメラ機能つきの携帯電話をもっている子どもが多くなっていますが、このような形で携帯電話を利用できるというのは身近な大発見ですね。理科の先生や小学校の先生方、この方法を使って授業をすれば、ミクロの世界に興味を示してくれる生徒がぐんと増えるのではないでしょうか。

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携帯電話カメラで顕微鏡写真を撮る方法
Remote Microscopy A modular microscope attachment for cell phones could improve the quality of telemedicine.



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投稿者 kksblog : 2008年04月08日 20:30


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