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平成19年度通級により指導実施状況調査結果について (2008年04月03日)

「通級」というのは、小・中学校の通常のクラスに在籍する軽度の障害の子どもたちが、障害の状態に応じ、養護学校などで指導を受けることをいいます。

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by Mark Manalaysay

「通級」は、1960年代後半ごろから、小学校に言葉の教室や言語治療教室が設置されたのが始まりで、最初は吃音矯正が中心でした。1993年度に「通級学級に関する調査研究協力者会議」の答申を受けて、学校教育法施行規則を改正し、通級は正式な制度として始まりました。

2006年に学校教育法施行規則が一部改正されて、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害も対象とされるようになりました。その後、通級児童生徒数は増えてきています。

通級教室に通う子どもたちの障害は、構音障害、言語発達遅滞、吃音症などの言語障害や自閉症、情緒障害、弱視、難聴、LDと呼ばれる学習障害、ADHDと呼ばれる注意欠陥多動性障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、といったものです。

軽い障害といっても、なかなか判断がつきにくいかもしれませんが、たとえば、自閉的傾向があったり、落ち着きがなくじっとしていられない、すぐかっとなる、わがままがひどい、友だちと遊べない、学校や人前では口をきかない、幼稚園や保育所、学校にいきたがらない、いやなことがあると頭痛や腹痛を訴える、神経質である、目をパチパチさせたり首をゆすったりする、爪かみや指しゃぶりをするなど、何か気になるところがある子どもさんについて、早い時期に適切な援助を受けることが大切です。

通級は、通常のクラスでの学習におおむね参加できて、一部特別な指導を必要とする程度、というのが条件となり、週に1~8単位時間ほどの指導を受けます。それ以外の時間は、通常のクラスで過ごします。

通級教室では、親御さんと協力しながら、集団の中での学習をします。判断もなかなか難しいところでしょうし、学校の先生とも相談の上、検討の上、必要があれば教室に通うということになりますが、通常のクラス内で解決できるのであれば、それに越したことはないですね。まずは、まわりの大人がじっくり相談の上、決断することが大切でしょうね。

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投稿者 kksblog : 2008年04月03日 00:14


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