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ストップ!子どもの体力低下 各地で実践 (2008年04月02日)

春、暖かくなると子供達が元気に外で遊び、公園や校庭で追いかけっこや鉄棒が出来る季節になってきました。しかしながら子ども達の体力は、毎年低下の傾向にあるようです。

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by 坂井 和明

文部科学省の立ち上げた、「子どもの体力向上実践事業」は、子どもの日常生活の場となる家庭・学校・地域社会の緊密な連携のもと、体力向上だけではなく、生活習慣の形成をはかることにも着目し、平成16年度から18年度にわたって、全国64の地域で実践活動を展開していましたが、その活動と調査の報告・実践事例集が発表されました。

文部科学省が実施している「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力・運動能力は昭和60年頃をピークに年々低下。平成18年9月には「スポーツ振興基本計画」が改定され、新たな政策課題の一つ目の柱として「スポーツの振興を通じた子どもの体力の向上方策」が掲げられ、子どもの体力の向上はスポーツ行政の主要課題となっているのだそうです。

調査報告によると、近年の子供達の生活習慣は、就寝時間が遅いために朝は早く起きることが出来ず、朝食抜き。テレビの視聴や、パソコンやテレビゲームなどの時間が長いためにあまり体を動かす事がなく、体力低下に繋がっているようですね。

実践報告例では、「体を動かすための習慣づくり」をテーマとする実践プログラムである「親子栄養教室」などを通して、保護者と連携した食育に関わる実践プログラムに取り組んでいた東京都の目黒区では、「朝食をきちんと食べたか?」の調査で、男女とも著しく向上している結果となりました。

また、永平寺町の行った実践プログラム、「運動習慣の定着と生活習慣改善に向けた学校プロジェクト」や「永平寺、元気通信等による啓発活動」など保護者と連携した生活習慣改善の活動とを併せて実施していた結果、永平寺町の子供達はパソコンやテレビゲームの時間が減少したそうです。

子どもの体力向上には、ただ単に走ったり、プールで泳いだりするだけではなく、生活習慣からの改善が不可欠なのですね。まずは、早寝・早起き・朝ご飯からスタートしてみましょうか。

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子どもの体力向上実践事業について



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投稿者 kksblog : 2008年04月02日 16:15


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