KKSブログ: 教科書検定結果公表　文部科学省

文部科学省は、１９年度教科用図書検定結果の概要と、２０年度に行われる教科書検定結果の公開について、報道発表しました。

１９年度教科用図書検定結果概要によると、主に高等学校で使用する教科書４８点について実施され、４７点が合格、１点が不合格となりました。教科書はほぼ６年に一度程度に改定されてきており、１９年度に検定合格をしたものは２０年に採択され、２１年に実際に使用されることになります。

これらの検定の結果を、国民の関心に応えるかたちを公表することになりました。教科書への信頼の確保とともに、教科書検定の理解を得るためということです。

閲覧できる資料は、申請図書と見本、検定意見書及び修正表です。全国８か所で４月から７月にかけての２週間程度、それぞれの場所で期間を定めて公開されます。詳細はこちらでご確認ください。

また教科書展示会は、教員・教科書採用関係者の調査研究のため全国８４０箇所の教科書センターで行われます。今年は６月２０日の２週間で開催されます。

東京会場
場所：財団法人教科書研究センター　第５会議室
期間：平成２０年４月２２日～７月３１日
時間：１０：００～１２：００、１３：００～１６：３０　（土日祭は除く）
※ 期間終了後は、同センター附属教科書図書館に常設展示します。

昨年夏以降に話題となった、沖縄戦における集団自決についての高校の教科書記述の件がありました。一度検定でＯＫとなったものでしたが、事実に即していないということで修正の方向に向かいました。

経験を持たない子どもたちは、学校で得る知識はとても大きな影響があることは必至です。教育の現場に立つ者以外の誰でもがこれらの資料を閲覧できることは、とてもよいことだと思います。

教育家庭新聞社
教材はこちら