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品川区立日野学園 ソニー 「ものづくり教育」年間カリキュラムを開発 (2008年03月28日)

ソニーエンジニアリング株式会社と品川区立の小中一貫校日野学園は「ものづくり教育」の年間カリキュラムを開発した。
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 今回開発された中学3年生の年間学習計画は、周回トラックの軌跡を追尾しては知るロボット「ライントレーサー」を1年かけて完成させるというもの。ロボット作りのノウハウとアイデアはソニーエンジニアリングが提供。同社の技術者と日野学園の技術科教員が協力し、年間カリキュラムと教材を開発した。H20年度の選択技術科(ステップアップ学習Ⅱ、Ⅲ)で9年生(中学校3年生)約20名が本教材で学習する。


 品川区初の小中一貫校である日野学園では、「ものづくり教育」を柱の一つに据えている。「ものづくり」年間カリキュラムのロボット「ライントレーサー」は、もともと、ソニーエンジニアリングが新入社員の教育用に開発したプログラム。カーレースのような周回路のラインを光センサーで検出し、そのラインに沿って自動走行する。

 1学期は「ライントレーサー」の基本型(1号機)制作、試走。電気的な動作原理を学ぶ。夏休みの課題として、各自オリジナルカー(2号機)を構想、2学期に制作、試走。ソフトウェアについて学び、さらに性能アップの構想を練る。3学期にはソフトウェアを変更して3号機を制作、走行チェック。最終レースを行う。

 授業は日野学園の技術科教員が実施、ソニーエンジニアリングの技術者は、要所で参加、アドバイスを行う。年間を通じたプログラムの中で、基本→発展→最終と順を追って学ぶことができるようになっている。全国のソニー事業所で小・中学生を対象に「ものづくり教室」を展開している財団法人ソニー教育財団・専務理事の青木氏は、同プログラムについて「電気、機械、ソフトウェアという重要な分野が盛り込まれた画期的なカリキュラム。『ものづくり』を通して、子どもたちの科学への興味・好奇心が育つことを願っている」とコメントしている。

 日野学園校長・菅谷正美氏は「技術課の学習は、まず作ってみる、動かしてみる、ということが大切。生徒たちが自由な発想で『ものづくり』を経験できる機会をおおきに活用したい」とコメントしている。



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投稿者 kksblog : 2008年03月28日 21:07


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