●携帯電話フィルタリング普及は不十分 (2008年03月23日)
総務省は、警察庁、文部科学省と合同で、インターネット上の有害情報から子どもを守るため、携帯電話のフィルタリング普及にむけて、学校関係者や保護者、住民への啓発活動の推進を関係機関に依頼しました。
携帯電話を利用した有害サイトに関係した犯罪は、後を絶たない現状があります。法務省は昨年2月にはじまり、関係機関へのフィルタリングサービス促進を進めてきましたが、保護者のフィルタリングに対する理解等が不十分なため、普及に努めるということです。
昨年11月総務大臣よりの要請を受け、携帯電話・PHS事業者の協力により、本年度から未成年者の携帯電話新規契約の際は、フィルタリングサービス利用を基本とする取り組みが開始されました。
18歳以下の既存の契約者についても、保護者との連絡によりフィルタリングサービス利用の意思確認を進めていくことになっています。
少しずつブロックシステムが組まれてきていますが、まだ十分ではないということです。親の世代には存在しなかった携帯電話とインターネットの世界なので、どうしたらわが子を危険から守れるのか、その手段をしらないのでしょう。
行動依頼文書は、各都道府県知事をはじめ、教育委員会、都道府県警察長らに配布されています。悪質な有害サイトを運営する業者の摘発を進めること、そのサイトへは近づけない環境をつくることは必要なことです。
好奇心からつい近づいてしまい、未熟な判断力で一生の傷負ってしまうことだってあり得ます。バーチャルな世界での出会いよりも、直に人と向き合って体当たりで学ぶ大切な時期です。「有害サイトは、入ってはだめよ!」と子ども任せにしないで、子どもにとって必要と思うフィルタリングサービスを付加することも、親の姿勢としてはアリなのではないかと思います。
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投稿者 kksblog : 2008年03月23日 20:42