●小中学生もケータイ選びは「安心・安全」よりもデザイン重視 (2008年03月21日)
小中学生を対象にした、携帯電話についてのアンケート調査で、3割が自分専用の携帯電話を持っており、6割以上が大人向けの機種使っていることが分かりました。
塾帰りに公衆電話で家に連絡する子も少なくなりましたね
このアンケートは、小中学生を対象としたネットリサーチサービス「キッズリサーチ」において行われました。自分専用の携帯を持っているという答えは約3割、という数字は多くないように感じられますが、「家族共用のものを持っている」も含めると「持っている」という回答は4割近くになりました。これは前年の調査と比較すると1割以上増加しています。
自分専用の携帯電話について、その機種を「大人用携帯電話」「子ども用携帯電話」の二択で質問したところ、小学校低学年ではおよそ7割が子ども用携帯電話ですが、学年が上がるごとに大人用の比率が上がっていき、小学校5年生で大人用が半数を超え、中学生では9割以上が大人用の機種を使っています。
これに関連して、携帯を選ぶ時に重視することは「見た目」という回答が8割以上でした。小学校低学年では「通話プラン」「操作」が多いのに対し、小学校5年生から中学生で「見た目のデザイン」が多くなっています。デザインの好みについても、かわいらしくて低学年には好評な子ども用機種も、高学年になると子どもっぽい、と感じるのかもしれません。
携帯電話を持ったきっかけは、塾や習い事、防犯など、必要だからという理由が多いようです。特に「防犯」という答えが前年度より大きく増加し、防犯意識の高まりが見られます。
携帯の主な使い道は「メール」が9割近くで最も多く、その相手は「親」「学校の友だち」が多くなっています。有料コンテンツの使用については、全体の6割弱が使用したことがあるようです。学年によってばらつきがありますが、全体的に多いのは「着メロ」「待ち受け画面」「着うた」といった、携帯を自分好みにカスタマイズするためのツールをダウンロードするコンテンツでした。
カメラや音楽プレイヤーなど、子どもや若者にとって魅力的な機能が満載の携帯電話。でも安易なダウンロードは料金のことも含め、さまざまなトラブルの原因になりかねません。やはり携帯を持たせるにあたっては親子間のルール決め、ときには使い道のチェックも必要ではないでしょうか。子どもに嫌がられても、安心・安全のため毅然とした態度でいたいものです。
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投稿者 kksblog : 2008年03月21日 05:11