●全国で唯一“大学生の就職にかかる、公正採用選考に反する問題事象”報告が作成されました (2008年03月21日)
大阪府では、府内の大学等や厚生労働省大阪労働局と連携・協力し、大学生の就職にかかる公正採用選考に反する問題事象について、個々具体的に把握し、改善することを目的に、取り組みが行われています。
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この“大学生の就職にかかる公正採用選考に反する問題事象”の報告は、企業をはじめ、広く府民に公正な採用選考に反する問題事象の状況を明らかにすることによって、公正な採用選考制度の確立に向けることを目的に作成されました。
平成18年度の学生からの問題事象報告の中で、最も多い内容は、16年度・17年度に引き続き「家族状況に関する質問」でした。具体的には「会社独自の履歴書又はエントリーシート等」での問題事象報告のうち「家族状況に関する質問欄があった」の件数が28件、全体の60.9%となっており、「面接時の問題のある質問等」の問題事象報告のうち「家族状況に関する質問があった」が152件、全体の59.1%と、これら項目が問題事象報告の過半数を占めていました。
この「家族状況に関する質問」は、仕事に対する適性・能力に関係なく本人に責任のない事項であり、職業安定法第5条の4及び労働大臣指針「求職者等の個人情報の取扱い」に抵触する恐れがあります。
平成18年度の問題事象において、大学等の就職担当者が募集要項等をチェックして把握した問題事象の内で99件、学生からの問題事象報告の内で61件については、特に当該求人企業に対し、直接、大阪労働局等から行政指導等の対応を行ったそうです。
また、上記のように行政指導等を行った求人企業を大阪府内・府外別にみると、大学等の就職担当者が募集要項等をチェックして把握した問題事象99件の内、86件、また、学生からの問題事象報告61件の内38件が大阪府外の求人企業だったそうです。
今の時代においては特に、個々の実力が一番に重視されるべきではないでしょうか。いかに、有能な人材を得るかということを真っ先に考えるべきではないかという風に思われませんか?
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投稿者 kksblog : 2008年03月21日 00:48