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日本の食料自給率は最低水準【農林水産省】 (2008年03月11日)

農林水産省は、食料自給率について一般の方々が関心を持ち、認識を深めてもらえるようにと、平成18年度食料自給率レポートを作成しました。

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by YUKI

食品自給率とは、国内の食料消費が国産でどの程度まかなえているかを示す指標です。

カロリーベース総合食料自給率の計算方法にて算出された日本の自給率を、様々な品目で見てみると、米は94%、小麦は13%。お味噌汁や豆腐、納豆など、日本の食卓になくてはならない大豆は、なんと5%でした。

平成18年度の食料需給の動向は、カロリーベース総合食料自給率は前年よりも1%減の39%。生産額ベース総合食料自給率は、こちらも1%減の68%という結果となりました。低下の要因は、砂糖類、果物、いも類、でんぷん等の生産量が減少したことや米の消費量が減少したことなどだそうです。

主な先進国のカロリーベースの総合食料自給率は、オーストラリア237%、アメリカ128%、フランス122%と非常に高く、日本は先進国の中でも最低水準だそうです。また、世界175の国の穀物自給率を見ると、日本は125位で、人口1億人を超える国の中では最下位だそうです。とても悲しい事実ですが、これもまた受け止めなければならない現実なのです。

国内生産のみで、2020キロカロリーを消費しようとした場合の食事のメニューは、葉物野菜を全く食べることが出来ず、芋類、ぬか漬けにご飯は朝と夜に各茶碗一膳を食べられるだけです。肉を食べられるのは9日に一食、玉子は7日に1個だけという割合です。いかに、我が国の食料事情が海外に頼りすぎているかが伺えます。

今後は、国内生産物の消費拡大を狙い、米飯の促進や国内牛肉の増産、地産地消の推進などを進めていくようですが、私達の食に関する意識も徐々に高め、安心・安全な国産品の消費に一役買えるようになりたいものです。

冷凍食品や出来合いの惣菜に頼りがちな食卓ですが、夏には小さな畑でも子供さんと一緒に野菜を育て、収穫したての新鮮なものを美味しく食べることが出来るような食生活が今後増えていけるなら、「地産地消」の意識改革は小さな子供さんから進められるかもしれません。

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平成18年度食料自給率レポートについて(農林水産省)



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投稿者 kksblog : 2008年03月11日 15:18


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