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モニタリングによるテレビ番組の実態調査 (2008年03月11日)

この調査は、社団法人日本PTA全国協議会により、現在放映されているテレビ番組を保護者の立場からということで、PTA会員の人たちに視聴、そして評価してもらうことで、“青少年の健全育成“という視点に立った番組作りのための資料とすることを目的に実施されたものです。

調査対象としたのは、全国の小学校5年生、中学2年生、およびその保護者の方々です。モニターの回収は180校中、148校ありました。

080310.JPG
by damien van holten

モニタリングを行う番組は、同協議会により平成18年11月に実施された「子どもとメディアに関する意識調査」の結果をもとに選ばれました。内容は、バラエティ番組、アニメ、ファミリー向けの教養番組と幅広く6番組選ばれています。

結果的には、全体的に親の『見せたいもの』と子どもの『見たいもの』が、だいたい一致はしているものの、ファミリー向けの教養番組に関しては、親の『見せたい意向』に対し、子どもの『見たい気持ち』は、やや少なめで、バラエティ番組に関しては、子どもの『見たい気持ち』が、やや上回っています。

親の見せたくない気持ちとしては、子どもに悪い影響があるのではないか?と思うものに関してです。そして、気になった有害の可能性のある場面としては、親の側から見て「下品な言葉遣い」が最も多く、ほかには「下品な服装や格好」、「精神的な差別や人を侮辱する発言」、「人を叩いたり殴るなどの暴力的な場面」、「肉体的なことを差別する発言」などがあがっています。一方、子どもの側から見て気になるのは、「下品な言葉遣い」が一番高く、以下の内容も保護者の側とだいたい一致しています。

親の立場で『あまり見せたくないもの』の感想として、子どもの感想は「おもしろかった」というものが多いものの、親の立場で『見せたいもの』となっているファミリー向けの教養番組では、子どもも「勉強になった」、「感動した」といった感想が出ています。

また、テレビ番組を見る時間帯や状態としては、食事の時間に見ることが多く、親子でいっしょにテレビを見るという家庭が多いようです。食事の時間など、子どもがテレビを見る時間帯には、“放送局は、与える影響を考慮して番組を制作すべきである”という保護者の意見が9割と上回っていました。

「見てはだめ」というのは、難しいので、やはり、番組を制作する側で成長期の子どもたちのことも考えながら工夫をしてほしいということでしょうね。ただ、制作する側の意図や狙いというものもあるので、番組を見る側の家庭内での工夫も必要かもしれませんね。

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投稿者 kksblog : 2008年03月11日 00:24


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