●点・丸・線の3通りに光の形を変えられる コクヨの緑色レーザーポインタ (2008年03月07日)
コクヨS&T株式会社は、視認性の高い緑色のレーザーポインタで、レーザー光の形状が3通りに変えられるタイプを発売しました。緑色のスリーウェイタイプとしては2台目ですが、より軽量で使いやすいペンタイプです。
レーザー光の形状は、丸い光のラインが照射される「サークル」、点状の光が照射される「ポイント」、細い線状に光が照射される「ライン」の3種類です。ペンの先端を回すとレーザー光の形状が変わる仕組みになっています。
電池を含む重さは約82gと、前のモデルに比べ約30g軽くなっています。大きさは直径13mm、長さ約17cmとちょうどサインペンと同じくらいで、小学生でも扱いやすそうです。
レーザーポインタといえば赤色光が定番でしたが、最近は緑色のものが多く開発、販売されています。緑色光は視認性が高い、と先に述べましたが、これは人間がもともと持つ、色に対する感度によるものです。光の波長の並び方は虹の配色と同じですが、色の認識のしやすさを表す比視感度分布曲線は、ちょうど山型の曲線を描くように真ん中、すなわち緑色のあたりが最も高くなっています。赤色よりも緑色の方が、同じ光エネルギーでも約8倍明るく見えるのです。
色覚異常の人は、色の違いを見分けるのが苦手な分、明るさの違いには敏感なのだそうです。赤色光のポインタでは光がほとんど見えませんが、緑色光なら色覚の個人差にかかわらず、はっきりと指し示した光の位置がわかるのです。
これまでのレーザーポインタの使い方は、図表も文章も全て点状の光で追っていましたが、光の形状を変えられることにより、伝えたい事柄をおさえた分かりやすいプレゼンテーションができそうです。写真のポイントを示すには丸状、文章で強調したい部分を示すには線状の光でアンダーラインのように使うなど、工夫を凝らして使ってみたいですね。
離れた場所からレーザーの光でプロジェクターのポイントを指し示す、ちょっと格好いいですよね。授業で取り入れてみたら、自分もあれを使ってみたい!と思う子どもは少なくないでしょう。動機は不純かもしれませんが、調べたことを発表しよう!という意欲を高めてくれるツールになる可能性がありそうですね。
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投稿者 kksblog : 2008年03月07日 02:51