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教育再生懇談会について~官房長官記者発表も含めての内容 (2008年03月03日)

2月25日午後の官房長官記者発表で、“21世紀にふさわしい教育の在り方”を自由闊達に議論していただこうということで、「教育再生会議」の後継組織としての「教育再生懇談会」を設置することがわかりました。

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by Peter Alexander Robb

「教育再生懇談会」のメンバー10人のうち半数は文部科学相の諮問機関である中央教育審議会の委員と臨時委員です。再生会議と中教審は時に対立していました。

次の26日午前には決定事項としての発表となりましたが、「教育再生懇談会」が有識者10名により構成されていることが発表されました。ほかには、内閣総理大臣と官房長官、文部科学大臣が出席し、その他の閣僚は必要に応じての出席、教育再生担当の山谷えり子内閣総理大臣補佐官が、引き続き、懇談会の運営全般を統括を行うことになっているとのことでした。


教育再生会議では、野依良治氏が座長、池田守男氏が副座長となっていました。

教育再生懇談会では、座長には、慶応義塾長である安西祐一郎氏が就任する見通しになっているようで、ほかには赤田英博氏(日本PTA全国協議会長)、池田守男氏(資生堂相談役)、小川正人氏(東大大学院教授)、木場弘子氏(キャスター)、篠原文也氏(ジャーナリスト)、菅原真弓氏(東京都立川市立第九小学校教諭)、田村哲夫氏(渋谷教育学園理事長)、野依良治氏(理化学研究所理事長)、若月秀夫氏(東京都品川区教育長)となっています。

第1回の会合の日程は、まだ日程調整中であり未定の状態ですが、できるだけ早い時期に開催できるようにしたいということです。

総理大臣は、教育再生会議の最終日、報告書を受けるに当たり、「この再生会議の成果を引き継ぎながら、内閣としても教育再生に真剣に取り組んでいきたい」ということを述べています。また、人づくりの重要性を、施政方針演説の中でも述べており、「最も重要なのは人である」という話をされたそうです。

安倍前首相が立ち上げた教育再生会議は1月31日、徳育(道徳教育)の教科化や英語教育の充実などを福田首相に提言していました。教育再生懇談会では、こうした提言が政府内や教育現場で実行されているかのチェックのほか、6・3・3・4制の弾力化、幼児教育の無償化・幼稚園と保育園の一元化などについても議論する見通しとなっています。

教育改革については、確実で子どもたちの将来を見越したものであってほしいと思いますね。本当に大切なものを追求して、それを中心に置いた上でのバリエーションを各自に応じていけるような世の中になればと願います。

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投稿者 kksblog : 2008年03月03日 12:54


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