●東京都日野市 PC使い教科指導 小中教員100%達成 (2008年02月23日)
2月22日、日野市教育委員会ICT活用教育推進室は、「コンピュータ(以下PC)等を活用した指導ができる教員100%」を達成したと発表しました。同市では、平成18年、市長が「日本一のICT活用教育」を宣言。その目標の達成が注目されています。
日野市では平成18年から2年がかりでICT活用教育を重点施策として取り組み、全市をあげて教育の情報化に取り組んできました。1年目には「PC操作できる教員100%」「PCを使って教科指導できる小学校教員100%」を達成。2年目にあたる平成19年2月末、「PC等を活用して教科指導できる小中学校教員100%」を達成しています。
同市は平成18年より教員1人1台PC配備。平成19年度は管理職のICT活用研修や情報安全教育研修を実施、夏期に行った教員対象のICT活用研修では、受講者232名を達成しました。また、校内研修は随時行い、メディアコーディネータ(4人)を各校に3週間ずつ派遣するなど、校務の情報化と共にPCの教育利用を精力的に研究、実施しています。
メディアコーディネータは各学校を訪問、先生方のICTを活用した授業支援を実施しており、今年度の学校訪問回数はのべ853回にものぼります。市内各学校・園では積極的にWeb発信を行い、情報化の実践例や進捗状況を報告。2月21日現在、全校の平均更新率は42%に達しています。また、日野市ICT活用教育の取り組みは、同市ICT活用教育推進室のWebサイトで毎日発信されています。
同市ICT活用教育推進室は「この2年間でICT環境は概ね整った」とし、今後は、『基盤整備』から『活用』の年とし、さらに教育の質の向上をめざしていく」考えです。
【関連記事】
学校での教員のICT活用指導力に関する調査結果
無料のeラーニングによる研修で教育のICT化を推進 岐阜県
教育の情報化を進める日野市 推進室Webページも充実
ICT活用で「国語力育む」研究テーマに~日野市立日野第三小学校
調べ学習用図書を4年計画で整備(大阪市)
« 家庭での地震対策は大丈夫?緊急地震速報のしくみと心得を学ぼう | トップページへ 「英語が使える日本人」の育成のためのフォーラムを開催 »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年02月23日 00:34