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土の中で17年間を過ごし、子孫繁栄のためだけに地上デビュー セミの一生 (2008年02月21日)

セミの人生とはどのようなものなのか想像がつきますか?YouTubeでセミの一生についての動画が公開されています。

セミは、木の根の近くの地中に17年間眠っていますが、気温が温かくなるとセミの若虫(幼虫と成虫の間)が地上へ顔を出し始めます。この瞬間は、セミにとって生まれて初めての地上デビューです。

虫の世界では最大級の数のセミが、数週間だけ地上で生きるために土の中から出てきます。そして、セミは木の上に安全な場所を確保し、脱皮して成虫になります。夜明けには、つまり一日でセミの若虫は脱皮を終えて飛べるようになります。

セミが地上に出てきて飛ぶようになる理由は、ただ一つです。それは、子孫を残すため。セミのオスは独特の音を出しだり飛び回ったりして、メスのパートナーを探します。交尾の数日後、メスは卵をうみ始めます。

セミのメスは数百個の卵を産み、死んでいきます。しかし、その頃には新しいセミの赤ちゃんが誕生します。赤ちゃんは地上に落ちて、木の根を探して土の中にもぐりこみます。セミの赤ちゃんは、これから17年間を土の中で過ごしながら子孫を残すために外に出る日を待つのです。

地球にはたくさんの生命があります。それを尊重して共存するためにも、その生き方や一生を学ぶことはとても重要なことです。家族で公園や森へ行った時には、見つけた虫について一緒に観察したり、どんな生活を送っているのかを調べてみてはいかがでしょうか。

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投稿者 kksblog : 2008年02月21日 19:49


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