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今年のセンター試験 トラブルによる再試験の対象者が最多に (2008年02月20日)

河合塾から、2008年度大学入試センター試験概況分析が公開されました。

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今年の大学入試センター試験(以下、センター試験)は1月19・20 日の両日に全国736の試験会場で実施されました。志願者数は昨年より約1万人減の543,385人(前年比98.2%)で、現役生、既卒生ともに減少傾向にありました。

受験状況をみてみると、国立大7科目化に伴い、7科目以上の受験者の割合が増加していましたが、昨年来その伸びは止まっています。その一方で、3科目受験者は増加傾向にあり、今年度も昨年からさらに約3千人増加しています。また、3科目受験者の内訳は、英・国・地公の受験者の増加が目立っています。

3教科受験者の志望校の記入状況をみると、9割が私立大専願者であることから、私立大でのセンター試験利用方式の拡充による影響がうかがえます。なお、センター試験の運営については、試験監督者が指示を誤ったり、会場の照明が消えたりするなどのトラブルにより、再試験の対象者が過去最多の1213人となりました。

大学入試センターが公表した各科目の平均点をみてみると、昨年は多くの科目で平均点がダウンしたのに対し、今年は受験者の多い科目で平均点のアップが目立ちました。主要科目では、昨年大きく平均点が下がった数学Ⅰ・A(12点アップ)と国語(11点アップ)で平均点が大幅に上昇しました。

一方、2年連続で平均点が上昇していた英語は、筆記で6点、リスニングで3点平均点がダウンしました。そして、理科Ⅰ・地歴B・公民は各教科内での科目間の平均点格差が狭まりましたが、理科は、物理Ⅰ・化学Ⅰを除く科目で平均点が下がりました。

地歴は、地理Bが8点上昇して地歴のなかで最も平均点が上昇。公民は、昨年大きく平均点が下がった現代社会が10点アップし60.55点という結果になりました。また、今年は理系受験生の平均点が大きく上昇し、6-7文系型は+14点だったのに対し、5-7理系型は+25点となりました。

この大学入試センター試験概況分析を、今年の受験生は自分の試験結果と照らし合わせるなり、来年の受験生は試験の情報収集に役立てるなり、いろいろ活用できそうですね。

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2008年度大学入試センター試験概況分析



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投稿者 kksblog : 2008年02月20日 21:27


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