●より良い地域密着教育へ 地域ごとに具体的な学校改善支援プランを作成 (2008年02月19日)
文部科学省は、「学力調査の結果に基づく検証改善サイクルの確立に向けた実践研究」として、都道府県・政令指定都市ごとに設置された検証改善委員会に対する委託研究事業を実施しています。
by tsunei
この事業は、全国学力・学習状況調査の結果などを活用・分析し、教育委員会や学校における効果的な取り組みや課題を明らかにして、改善につなげる実践研究を行い、検証改善サイクルの確立を図ることを目的としています。
また、この事業は、学校改善支援プランの作成を主眼とした「学校改善支援プラン作成等事業」と学校改善支援プラン案のうち優れた提案について重点的に取り組みを支援する「学校改善支援促進事業」の2つの事業から成っています。
文部科学省は、全国学力・学習状況調査の結果などを活用・分析し、教育委員会や学校における効果的な取り組みや課題を明らかにし、改善につなげるために、検証改善委員会を都道府県・政令指定都市ごとに設置しました。
検証改善委員会では、「学校改善支援プラン作成等事業」として、教員養成大学・研究機関などと連携しながら、調査結果などの詳しい分析を行い、「学校改善支援プラン」を作成するなどの取り組みを進めています。
また、各地域から提案された学校改善支援プラン案およびそれに基づく取り組みについて審査を行い、優れていると認められた取り組みについて、学校改善支援促進事業による重点的な支援も行っています。今回は、前期と後期に分けて募集し、前期は12件、後期は14件、計26件の提案を採択しました。
採択された事業の概要をいくつか紹介すると、福島県検証改善委員会は「学力調査結果の詳細な分析と優れた実践をしている教師への聞き取り調査」を実施、岡山県検証改善委員会では、家庭が家庭の在り方や家庭学習に対する認識を深めるために「家庭向けリーフレットの作成・配付」したり、「自学自習を支援する教材の配付」を実施しているようです。
地域ごとに具体的な改善案をつくり、確実に実施していくことは地域密着でより良い教育を進めていく上で欠かせない大事なことです。そして、教育を改善していこうとするときには、家庭や学校からの大きなパワーが必要になります。今後、自分の住んでいる地域からの提案があれば、積極的に協力していくことが大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2008年02月19日 20:26