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「障害」という個性を持つ子ども達とともに学ぶために 教員のためのQ&A集 (2008年02月19日)

学校教育法の一部改正により、平成19年4月から幼稚園、小学校、中学校、高等学校等の全ての学校において、特別支援教育を行うことになりました。制度上、これらの学校に「特別支援学級」の設置ができるというわけです。

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石川県教育委員会では、「初めて特別支援学級を担任する人のためのQ&A」という冊子を作成しました。特別支援学級についての基本的な知識から、指導内容、保護者や他の機関との連携など、Q&Aの形で細かに解説されています。

特別支援学級とは、障害の程度が比較的軽度であっても、通常の学級に置ける教育では十分な教育効果を上げることが困難な児童生徒のために設置される学級です。教員は、特別支援学校のように特別な免許状を持っていなくても担任になることができます。しかし「特別支援」とひとくくりにされていますが、そこに含まれる障害の種類や程度は様々です。

特別支援学級は障害によって、弱視、難聴、知的障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、言語障害、情緒障害の7種類の学級に分類されます。それぞれの学級数について、平成18年度の文部科学省の資料によると、全国の小中学校で最も多い特別支援学級は知的障害で、次いで情緒障害です。この2つを合わせると全特別支援学級のおよそ9割を占めています。

障害を持つ子どもへの対応や支援の内容は、障害の程度によって、さらに保護者の望む教育や方針によって、一人一人違ってきます。また、通常学級との合同授業、他校の特別支援学級との合同活動など、さまざまな方面との連携が必要となりますが、この冊子のなかでは、実例を挙げながら分かりやすく説明されています。

ノーマライゼーション、障害者の自立支援など、ニュースや新聞で言葉は聞こえてきますが、私たちは日頃どれだけ障害について理解しているでしょうか。担任となる先生だけでなく、誰もが障害について基本的な知識を得るための本としても役立ちそうです。

■関連記事
特別支援教育支援員の配置状況及び地方財政措置(平成20年度予定)について
学校教育法等の一部を改正する法律公布 特別支援学校設立に向けて


初めて特別支援学級を担任する人のためのQ&A



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投稿者 kksblog : 2008年02月19日 05:49


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