●世論調査~科学技術と社会に関して世間の方たちが思っていること (2008年02月12日)
科学技術と社会に関する世論調査について、公表されています。
「科学技術」というと、普段あまり直接関係のないこととなってしまっている人も多いかもしれませんね。
調査結果の概要は、科学技術についてのニュースや話題への関心について、科学技術に関する知識の情報源について、科学者や技術者からの情報発信に対する意見といった“科学技術についての関心がどのような状態であるか”についてが、まず1つです。
そして、科学技術の発展により向上したものについて、科学技術の発展に伴う不安、科学技術の発展を不安に思う分野、科学技術の発展のプラス面とマイナス面、科学技術に関する意見、といった“具体的な内容”についてが2つめの概要、そして、発展を期待する科学技術の分野として、3つめに提示されています。
科学技術についてのニュースや話題に関心があるか?という質問に対し、「関心がある」と答えたのは61.1で、前回の平成16年の調査結果と比較して、割合が上昇しています。
性別で見ると、「関心がある」とするのは男性が多くなっています。また、年齢別には「関心がない」と答えている人が20歳代で高くなっています。
科学技術に関する知識の情報源としては、「テレビ」と答えた人が83.9%と最も高くなっています。前回の調査結果と比較して見ると、「テレビ」という答えの割合が低下、代わりに「インターネット」と答えている人が多くなっています。
年齢別に見ると、50歳代、60歳代では、「新聞」という答えが多く、「インターネット」は20歳代から40歳代で、多くなっています。
科学技術の発展により向上したものとしては、「物の豊かさ」という一方で、「科学技術が悪用されたり、あやまって使われたりする危険性が増えるのではないか」という不安を持っている人が多いようです。
関心は、いずれにせよ持っていて、危機管理も含めどんな人もそれぞれに何か感じながら見守ることが大切な気がしますね。
■関連記事
子ども科学技術白書「地震災害を究明せよ」発行 文部科学省
平成18年版科学技術白書、閣議決定 文部科学省
科学技術と未来を考えるタウンミーティング [東京/4月1日]
« 「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の川島教授、報酬の受け取りを拒否 | トップページへ 子どものインターネットトラブルからメディアリテラシーを考える[2月24日・東京都] »
最新記事一覧
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場(2013年10月08日)
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
- 偏差値やイメージに隠れた大学の真の姿を公開したデータ集を刊行(2013年10月03日)
投稿者 kksblog : 2008年02月12日 02:33