●携帯電話のコミュニケーションサイト 使ってほしくない親、アクセスしたい子ども (2008年02月07日)
携帯を中心としたポイントエクスチェンジ事業やモバイルサーチ事業を展開するポイントオン株式会社は、KLab株式会社と共同で、親と子どもそれぞれに、携帯電話利用に関するアンケート調査を実施しました。
by lasop
調査内容は、携帯の未成年フィルタリングの認知度や親が考える子どもが利用してもよいサイト、子どもが考えるアクセス制限されると困るサイトなどについてです。親モニターは1,565人で、年齢層は40代が59.9%、30代が28.0%、子どもモニターは2,368人で、年齢層は18歳~20歳未満が47.2%、15歳~18歳未満が46.7%でした。
携帯キャリアの未成年フィルタリング(青少年が使用する携帯電話・PHSにおける有害サイトへのアクセスを制限するサービス)について「詳細まで知っている」と回答した親子は、ともに40%弱。「詳細まで知っている」、「聞いたことはあるが、詳細まではわからない」と回答した親は94%で、フィルタリングについては認知度が高い結果となりました。
携帯サイトで、子どもが利用してもよいと親が考えるサービスは「地図・交通情報・天気予報」との回答が80%で1位でした。逆に、アクセス制限されると困ると子どもが考えるサービスは「ブログ・SNS」との回答が40%超えで1位でした。一方、「ブログ・SNS」、「掲示板」を子どもが利用してもよいと考える親はともに、20%台と低い結果となりました。
子どもがアクセスできないようにした方がよいと親が考える携帯サイトは「コミュニケーション(SNS、チャット、掲示板など)」との回答が約50%、一方、「コミュニケーション(SNS、チャット、掲示板など)」を有害だと感じている子どもは8.2%にとどまりました。コミュニケーションサイトへの親子のイメージにギャップがあることが表れています。
子どもから未成年フィルタリングの解除をお願いされたら「解除に同意」、「アクセスしたいサイトによっては解除に同意」と回答した親が合計で75%でした。多くの親が、未成年フィルタリングの解除をお願いされたら「解除する」傾向が強い結果となりました。また、携帯電話の利用方法については、「家庭の方針に任せてほしい」と考える親が90%となりました。
今回の調査では、親子で携帯サイトの利用について考え方にギャップがあるということがわかりました。とくに親子のギャップが大きいコミュニケーションサイトの利用については、家庭の中でよく話し合ってルールをしっかり決めていく必要があるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年02月07日 19:55