●平成19年度「体力アップ100日作戦!」実施報告~徳島県 (2008年02月01日)
昨年6月から12月にかけて、“小学校低学年のうちに運動習慣や望ましい食習慣、基本的な生活習慣の育成を図ることを目的として「体力アップ100日作戦!」が実施され、その報告の内容です。
by Charl Christiani
体力は、人間の発達・成長を支え、人として創造的な活動をするために必要不可欠なもの、しかし、近年、子どもの体力が全国的に低下、その原因として、社会環境や生活様式の変化などで子どもの運動の機会の減少や生活習慣の乱れが生じてきていることが指摘されています。県では、よく体を動かし、よく食べ、よく眠るという子どもとして当たり前の生活を送る必要がある、として「体力アップ100日作戦!」を実施しました。
対象は、公立小学校の1・2年生全児童で、実施方法としては、まず、「朝の校庭マラソン」「縄跳び○○回」「ラジオ体操」「ダンス・エクササイズ「アイーダ・アイダ」(文科省)」「外遊び30分」「ウォーキング」「3分間ストレッチ体操」「早寝・早起き・朝ごはん・トイレ」「給食の完食・歯磨き」「午後10時前就寝・テレビ3時間以内・朝食」「徒歩通学で遅刻ゼロ」など、子どもの体力アップにつながる目標を設定しました(平日用と休日用に分けることも可能)。
そして、目標が達成できた日には、学級担任または保護者が児童に配布した「体力アップ100日作戦!」カード等でチェックをし、児童を賞賛するという方法で行いました。
結果は、徳島県内の全小学校220校が取り組み、チャレンジした児童総数は13,709名で、目標を達成した児童総数は11,518名、達成率は84.0%となりました。
設定として選んだ目標は、「決めた運動(ラジオ体操・アイーダアイダ体操等)をする」「外で元気に遊ぶ」「給食を残さず食べる」「朝ご飯をしっかり食べる」等が多かったということです。
ユニークな取組もいろいろとありました。創作ダンス(3分30秒)で心と体をほぐす、子どもたちが考えたエクササイズを朝の会・帰りの会で行う、全児童で毎日「阿波踊り体操」をする、姿勢体操をする、GENKI体操・やわらか体操をする、ソーラン節を踊る、汗をかく雑巾がけ、反復横とびを2分×2セット、北島小学校オリジナル体操をする、喜来小学校「元気っ子体操(バランス運動)」を毎朝3分間する、などありました。
『目標を決めて達成する』ということ自体が、人生を送っていく中で大切なこと、また意外と難しいことですよね。子どもを取り巻くまわりの大人やまわりの環境は変化していても、子ども自身は素直に受け入れられる心を持っているはずです。小学校の低学年のうちに、こうして何かに取り組むということは重要なことと感じられますね。
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投稿者 kksblog : 2008年02月01日 10:55