●「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の川島教授、報酬の受け取りを拒否 (2008年02月11日)
ニンテンドーDS用ソフト、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」を監修したことで有名な川島隆太教授は、ゲームの売り上げなどの印税がかなり高額になったものの、その受け取りを拒否していることが世界三大通信社の一社であるフランスのAFP通信のニュースの中で取り上げられました。
川島教授は、ゲームの売り上げなどの印税である24億円を受け取る権利を持っていましたが、億万長者になるチャンスを放棄。「私の財布には1円たりとも入ってこない」と語っています。そして、教授が受け取るはずだったこの報酬は、教授の雇用主である東北大学に支払われることになっています。
大学からの年収1100万円で満足に暮らしているという教授は、4人の息子の父親でもあります。億万長者になるチャンスを放棄したことに対して、「家族には反対されたけれど、お金が欲しいなら自分で働いて稼ぐように言っている」と教授はAFP通信のインタビューで語っています。
また、教授の14歳~22歳までの4人の息子には、平日のゲームを禁止しており、週末は1時間のみゲームをしても良いことにしているという厳しい父親である一面も明らかにしました。
ゲームの制限をしている理由については、「怖いのは、ゲームをすることで時間がどんどん過ぎてしまうこと。ゲームをすること自体は悪いことではないが、勉強の時間がなくなったり家族とのコミュニケーションなどするべきことができなくなってしまう。」と述べています。
教授が指摘しているように、子どもにゲームを好きなだけさせるのではなく、勉強時間や家族との時間が減らないように時間配分をルールにして決めてしまうことが、親にとっても子どもにとっても大切なのかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2008年02月11日 18:07